戻る

神奈川区 社会

公開日:2025.09.25

二輪車・自転車事故が多発
30日まで「秋の全国交通安全運動」

  • 事故多発地点の一つ、神奈川二丁目交差点

 9月21日〜30日は、秋の全国交通安全運動。最終日の9月30日は「交通事故死ゼロを目指す日」となっている。

 8月末までのデータによると、神奈川区内で今年発生した交通事故は278件。前年同時期と比べ38件増えており、特にバイクや自転車が関係する事故が増加傾向にある。構成率では二輪車が関係する事故がおよそ4割、高齢者が関わる事故が約3割で、今月14日には羽沢町でバイクを運転していた74歳の男性が死亡する事故も発生している。鶴見や保土ケ谷といった周辺警察署管内では過去5年平均より減少傾向にある中、神奈川警察署管内は20%近い増加率となっている。

右左折、出会い頭

 事故のケースとして多いのが、右左折や出会い頭のもの(図参照)。

 交通課の担当者は「二輪車は小さいため実際の距離より遠くに見えることがあり、右左折時に事故につながることが多い。それぞれがルールを守り、余裕と譲り合いの精神を持つことが大切」と話す。特に歩行者は右折してくる車両、ドライバーは右折先の横断歩道によく注意してほしいと呼びかける。

「薄暮」以外も注意

 また神奈川区内で起きる事故の特徴として「発生時間がバラバラ」と指摘する。

 日が暮れるのが早くなるこれからの時期は、日没前後の「薄暮」と呼ばれる時間帯に事故が増えるのが一般的とされている。しかし神奈川区の場合、区内に工場が多いこともあり、配送などで国道1号や15号を中心に交通量が多いことから朝や昼の時間も関係なく交通事故が起きている。

事故多発地点は

 神奈川警察署が区内の一般道を対象に実施したデータ分析では、東神奈川駅周辺や金港町交差点付近、子安ランプ入口といった車線合流地点や高速道路の出入り口付近などでの事故が多い傾向が見受けられる。

 このほか国道1号の入江町交差点は信号の間隔が短いことや、中央分離帯が狭いなどの事情から事故が多いという。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

神奈川区 ローカルニュースの新着記事

神奈川区 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS