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公開日:2015.07.03

川崎北高校野球部
堅守で甲子園目指す
初戦は13日、平塚農業高校

  • 「県立魂」で大会に臨む選手ら

  • 守備範囲拡大のため作られた網をとったグローブ。常に正面から捕球しなければならないため、フットワークが必要となる

 夏の甲子園への出場権を賭け、県内186校が熱戦を繰り広げる第97回全国高等学校野球選手権神奈川大会が11日に開幕する。宮前区から唯一出場する県立川崎北高校野球部(西野幸雄監督)は13日に初戦を迎える。

 今年のチームはエース三浦裕作(投・3年)選手を中心とした堅い守備が特長。特に三浦投手は、昨年夏の同大会で2年生エースとして臨んだが、直前で調子を崩し、チームも2回戦で敗退という苦い経験もあり、今年にかける意気込みは強い。「昨年夏、春ともに2回戦敗退と悔しい思いをした。最後の夏は悔いが残らないよう、全力で挑む」と話す。

 その後フォーム改造などに取組み、今大会は140キロを超えるキレのあるストレートとスライダーを中心とした変化球を織り交ぜながら勝負する。

 三浦投手のバックを支える守備陣も研さんを重ねてきた。練習ではボールを正面からしかとれない網部分をとったグローブを使いフットワークを強化、守備範囲の拡大につなげてきた。堅守に手応えを感じている主将の林海知選手は「しっかり守って失点を抑え、繋ぐ打線で一戦一戦大切に戦っていきたい」と話す。

 部員63人、マネージャー5人をまとめ上げる西野幸雄監督は新チーム始動から「気持ち」の面での指導に力を入れてきた。「これまではスマートにプレーしようという選手が多かった。土壇場では気持ちを強く持ったチームが強い。あいさつや礼儀に関しては徹底的に指導した」と話す。

 今年のチームのテーマは「明るく元気よく・考えて一生懸命・がむしゃらに泥臭く」。「打倒私学・甲子園出場」を掲げ、チーム一丸で頂点を目指す。

 初戦の相手は平塚農業高校。13日、等々力球場で午後1時30分開始。

 今大会メンバーは以下の通り(敬称略・6月26日現在)。

 ▽三浦裕作(投・3年)▽志村龍彦(捕・3年)▽谷石広夢(一・3年)▽金子大地(二・3年)▽鈴木康一(三・3年)▽川村政貴(遊・3年)▽森田勇蔵(左・2年)▽林海知(中・3年)▽窪倉武雷(右・3年)▽青木雅弥(補・3年)▽阿部海輝(補・2年)▽須藤大樹(補・2年)▽中山湧人(補・3年)▽田中克弥(補・3年)▽三浦洲(補・2年)▽今井王士朗(補・2年)▽鈴木友樹(補・3年)▽泉田峻吾(補・2年)▽大津勇磨(補・2年)▽森拳(補・3年)▽藤田寧々(記録員・3年)

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