宮前区版 掲載号:2018年11月30日号 エリアトップへ

川崎市寺子屋事業 運用43カ所 想定の半数 一定成果も開設準備に壁

教育

掲載号:2018年11月30日号

  • LINE
  • hatena
10月に新設された寺子屋(麻生区)
10月に新設された寺子屋(麻生区)

 放課後の市立学校で住民らが児童に学習支援などを行う「地域の寺子屋事業」の開設数が、川崎市の計画を下回っている。所管する市教育委員会は今年度予算で77団体分の業務委託費を用意したが、11月13日時点の事業者数は43団体にとどまる。

 講習を受けた地元住民が「寺子屋先生」となり、希望者に週1回の学習支援、休日等に体験活動を行う同事業。活動団体は年間約100万円の費用で運営を委託され、児童の学習意欲向上に加え、高齢者らに地域活動の場を提供する取り組みだ。

 市教委は2014年度に同事業を開始し、21年度までに全小中学校(小学校113、中学校51)で寺子屋を展開する計画を進めている。当初は既存のまちづくり組織などによって開設が進んだが、3年目以降は想定を下回る件数で推移。今年度は新設39カ所を含む予算計画に対し、現時点の開設は5カ所。運用総数も34カ所不足している。

学校との連携カギ

 運営者の一人は「子どもと地域の関係づくりや親の負担軽減で成果は感じている」とする一方、「他校でも立ち上げを検討したが、学校側が難色を示したケースもあった。地域と学校の双方が意欲的でないと成立しにくい」と頭を抱える。

 市教委は「事業の担い手がNPOなどから、意欲のある市民団体や個人に移行しつつある。その場合、仲間集めや学校との調整に半年から1年かかるのが難点」とも指摘。「教育長から各校に事業説明を行い、学校の理解を得てきた。地域の認知度も広がっており、問い合わせは増えている。今年度中にあと4カ所以上を新設する計画も進んでいる」との見通しを示す。

 さらに事業拡充に向けて「寺子屋先生を担う町会関係者らに直接、新設を提案するなど、踏み込んだ取り組みを続けていく」としている。

宮前区版のトップニュース最新6

防災パーゴラを設置

県立東高根森林公園

防災パーゴラを設置 社会

非常時の避難所として

1月15日号

市立小へ導入足踏み

フッ化物洗口

市立小へ導入足踏み 教育

市教委、コロナ対応優先で

1月15日号

新たなつながり創りを推進

ニューノーマルに対応へ 新春インタビュー

新たなつながり創りを推進 社会

高橋区長 新年の抱負を語る

1月8日号

「防護服」を医療現場へ

なでしこ支援隊

「防護服」を医療現場へ 社会

ポリ袋使い700着超

1月8日号

「利他」の心 好循環へ

「利他」の心 好循環へ 社会

福田市長、2021年を語る

1月1日号

全国水泳大会2冠

有馬中3年高橋さん

全国水泳大会2冠 スポーツ

中学通信、100m平泳ぎで

1月1日号

子の神福祉会便り

地域の福祉をトータルサポート

http://www.fujimiplaza.com/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 1月15日0:00更新

  • 1月8日0:00更新

  • 12月18日0:00更新

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2021年1月15日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク