鷺沼駅前再開発の建物の規模が明らかになった。「駅前街区」は地上37階建て、高さ約146m。鷺沼駅前地区再開発準備組合(原修一理事長)が環境アセスメント手続きに着手し、川崎市の13日の報道発表で計画の概要案が示された。
東急電鉄やセレサ川崎農業協同組合、横浜銀行など民間事業者らで構成される鷺沼駅前地区再開発準備組合が建物の規模を示すのは初めて。
武蔵小杉タワマン並み
フレルさぎ沼周辺のエリアを「駅前街区」、横浜銀行など金融機関が並ぶエリアを「北街区」としている。準備組合の事業の概要案によると、「駅前街区」の建物階数は地上37階、地下2階。高さは最高約146m。市内で同様の高さの建物は、武蔵小杉駅前のタワーマンションで同規模のものがある。溝口のノクティ2(マルイ側)=高さ約59m=と比較すると約2・5倍の高さだ。
敷地面積は約1万1170平方メートル、建築面積約9150平方メートル。容積率は約500%。主要用途を商業・業務等・住宅・交通広場とし、計画戸数は390戸。地下に約400台分の駐車場を設ける。
駅前街区には、宮前市民館、図書館が宮前平の現地から移転し整備される。規模は現施設と同規模で、2025年〜26年度中の供用開始をめざすとしている。
宮前区役所が移転整備される北街区の建物階数は、地上20階、地下2階。高さは最高約92m。敷地面積は約3680平方メートル、建築面積約3150平方メートル。容積率は約500%。主要用途は住宅・業務等。約140戸を計画。区役所は現庁舎と同規模で低層部に整備する。完成予定は28年〜30年度ごろと見込む。
北街区の建物にも地下に駐車場が整備される(約110台分)。駅前街区とあわせると駐車台数は510台だが、住宅用の台数も含まれている。
環境アセスメント手続きに関わる環境影響評価方法書は9月26日まで宮前区役所と市役所環境局で縦覧できる。方法書に対する意見書の提出期限は9月26日まで。都市計画手続きを経て21年度の工事着工をめざしている。
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