川崎北高校ダンス部(部員数54人/原田苑佳顧問)が、11月4日(月・祝)に横浜アリーナで開催される、第1回日本高校ダンス部選手権グランプリ決定戦に出場する。全国から選抜された30校のみが出場できる大会を前に、練習に熱が入る。
「バブリーダンス」の火付け役となった大阪府立登美丘高校ダンス部を輩出した、日本高校ダンス部選手権(ダンススタジアム)。年に数回行われる同大会の年間王者を決定しようと今大会が新設された。
北高ダンス部は、8月に行われた第12回日本高校ダンス部選手権(スーパーカップダンススタジアム)全国大会スモールクラスで「ミートパスタ教」をテーマに準優勝したことから選ばれた。選抜された全国の強豪30校と11月4日、横浜アリーナで対決する。
しかし、同部は8月末の文化祭で3年生が引退し代替わり。1、2年の新チームで挑む。同部の原田顧問は、「今年のチームは、個性が強く、自分たちのスタイルを譲らない芯の強さもある。エンターテイメント性も高いが、まだまだ粗削りな部分もあるので、チームがよりまとまっていけば、もっと良くなるはず」と分析する。
今度は「人形」で勝負
今大会のテーマは「捨てられた人形」。ボロボロになり怒りや逆襲の念に駆られるも、最後は捨てられてしまうという物語性のあるテーマ。3月の新人戦で踊ったものを、再構築し磨き上げた。
同部は今まで踊る人数の少ないスモールクラスを得意とし、力を入れてきた。今大会は部門分けが無く、大所帯の21人で構成した。チームリーダーの安達華さん(2年)は「人数が多くて戸惑いもあるが、メンバーの仲の良さと練習量でカバーする」と話す。部長の酒井爽花さん(同)は「選抜されたのはとってもうれしかった。けれど、プレッシャーもとても感じている。人数が多いからこそできることもある。出るからには優勝したい」と闘志を燃やす。
10月26日時点で、大会目前という事もあり、毎日の練習に加え、同部員らは市民館と区役所の間の、外のガラスに踊る姿を映しながら自主練にも励んでいる。
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