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宮前区版 公開:2020年7月3日 エリアトップへ

タウン探偵団 ファイル11 幻のヘビ現る?

文化

公開:2020年7月3日

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野川で発見されたヘビ。子どもたちが撮影した。
野川で発見されたヘビ。子どもたちが撮影した。

 TTD初登場のエージェントFだ。今回は「幻のヘビ」らしきヘビを撮影したとの情報を受け、西野川小学校4年生のもとに向かった。

 問題のヘビは6月24日の午後4時ごろ、近くに住む男子児童が野川第3公園そばの道路で捕まえたという。昆虫好きでカナヘビも捕まえたばかりだという彼…。体長30cmほどのヘビを平然と両手で掴みながら仲間たちがいる公園へ移動。左上の写真は遊んでいた田中琴葉さん、佐野夢香さん、立野紡(つむぐ)さんらが撮影したものだ。「おもちゃだと思ったら本物でびっくりした」と女の子たち。もしかしたら「シロマダラ」ではないかと、母親を通じて弊社に投稿したという。

 物の本によると、シロマダラは日本全国に分布しているが、個体数が少ない上に夜行性のため非常に発見されにくい希少なヘビだ。爬虫類に疎いエージェント。そこで、かわさき宙と緑の科学館(多摩区)に種類を聞いたところ、開口一番「アオダイショウのヨーダですね」と担当者。「ヨーダ」ってあの大作映画のキャラクターか?と勘違いしたのはご愛敬。正解は「幼蛇」。残念ながら幻のヘビではなかった。ちなみに、捕獲したアオダイショウは男子児童が持ち帰ったが、すぐに死亡。一瞬のスキをついて鳥に取られてしまったという。恐るべし食物連鎖。
 

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