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地域つなぐビデオレター 子どもと施設 交流の契機に

コミュニティ社会

掲載号:2020年12月18日号

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サンタクロースとトナカイに扮した職員が回収し配達=初山幼稚園
サンタクロースとトナカイに扮した職員が回収し配達=初山幼稚園

 途絶えがちな地域のつながりを保とうと、宮前区内で子どもから高齢者・障害者施設へビデオレターを贈り交流を深める企画が、11日からはじまった。

 この「地域をつなぐ取り組み」は、幼稚園や保育園などに通う子どもたちの発表動画を高齢者や障害者らに元気とともに届けることで始まる。また高齢者らが試聴した様子や感想、手作り品などを感謝の気持ちとして子どもに返す。直接会うことが難しいため、ビデオレターにしたものを宮前区役所地域ケア推進課職員が受け渡しを行う。「対面での交流が難しい今、何かできることはないか」との思いから、宮前子育て支援関係者連絡会で話し合われ、新たな世代間交流として企画された。

 初めての企画で、同課では当初5団体ほどを想定していたが、子ども11、高齢者6、障害者4の合計21施設が参加を表明した。

思い届ける

 初山幼稚園(町田順文園長)は例年区内の高齢者施設の訪問を行っていたが、今年は開催できずに子どもたちは残念がっていたという。同園では5日・6日に行われた発表会での合唱・合奏の様子を編集し「会える日を楽しみに」などのメッセージとともにDVDに収録した。同課担当職員らが最初となるビデオレターを11日に回収。同園職員は「おじいちゃん、おばあちゃんになっても友達でいようね、という歌詞があってぴったりです」と担当職員に手渡した。

 同日、そのDVDが高齢者施設「レストア川崎」(桑名壮太郎施設長)と障害者施設「はぐるま工房」(新井多佳夫施設長)に届けられた。どちらの職員も「例年ボランティアらが来るのを楽しみにしていた。何をお礼にするか楽しみに考えます。終息したら、直接の交流もできたら」と笑顔で受け取った。

 同課職員は「誰かを思い何かを作るだけで、心温かく楽しい。区内のつながりが広がっていけば」と思いを話した。

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