宮前区「社長列伝」VOL・5 「安心立命」の思い込め 株式会社安心典礼 代表取締役 谷山安治さん(70)
宮前区で活躍する経営者を紹介する同コーナー。第5回は創立30周年を迎えた葬祭業を営む、株式会社安心典礼(初山)の代表取締役・谷山安治さんです。
――創業について教えて下さい。
「病気が見つかり、将来のことを考えて一念発起。13年間務めた葬儀屋から独立しました。2年後には、この地に本社ホールを開設することができました」
――社名の由来を教えて下さい。
「(天命を知って心を安らかにし、物事に動じないことを意味する)四字熟語の『安心立命』から名付けました」
――この30年間でビジネスモデルの変化を感じることはありますか。
「山あり谷ありでしたが、取引業者の方々のご協力のおかげで何とか30年の節目を迎えることができました。以前は大規模な葬儀を手掛けたこともありましたが、コロナ下の今は家族葬が増加傾向にあります」
――心掛けてきたことは何ですか。
「大切なのは相手の立場になって考えることです。一人ひとり重要視するポイントは違います。そこを見極めた上で提案しないといけません。事前にトータル金額を提示することも大事だと思いいます」
――僧侶になるために修行をしたと聞きました。
「3回の手術がきっかけです。精神修行をしようと、等覚院で3年間休むことなく午前5時からお経を唱え続けました。2004年に比叡山延暦寺で得度を受けました。法号は『安心』。金銭的な理由から、葬儀ができずに火葬のみで見送る方には、特別にお経を唱えることもあります」
――地域活動も積極的に参加されていますね。
「神木本町商店会の会長だったときは、区商連の役員としてカラオケ大会を企画したこともありました。今は川崎富士見ライオンズクラブの一員として社会貢献活動に力を入れています」
――最後に今後の抱負を教えて下さい。
「宗教・宗派を問わずに利用いただけるホールをリニューアルしたばかりなので、85歳までは現役で頑張っていきたいです」
■株式会社安心典礼/宮前区初山1の20の13/【電話】044・975・3853/葬祭業
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