東京五輪・パラリンピックのメダリストに副賞として贈られるビクトリーブーケ。「被災地からの感謝の気持ちが込められていることを、多くの人に知ってほしい」と語るのは、宮前平在住のフラワーアーティスト・都倉八重子さん=写真。
ブーケに使用されるのは、「復興のシンボル」として被災地の各地に植えられているヒマワリ(宮城県産)やトルコギキョウ(福島県産)、リンドウ(岩手県産)、ナルコラン(福島県産)。パラリンピックではヒマワリの代わりにバラ(宮城県産)が使用される。震災の影響で農作物の出荷が減った際に、花の栽培で復興への希望を見い出したのだという。
震災時に国内・世界中から寄せられた支援への感謝の気持ちを、世界中が注目する一大イベントで、勝利の喜びに文字通り「花を添え」発信している。
なお、他の花を支えるものとして、共通して使用されている東京産のハランは、準備に従事した人々を表し、1人のアスリートを多くの人が支えていることを表現しているという。
『世界らん展日本大賞』で3年連続最優秀賞受賞の経歴を持つ都倉さん。表彰式の裏方に関わるフラワー業界の一人として、「多くの人の想いが込められた花にも注目して、テレビ越しに観てくれたら」と呼び掛けている。
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