有馬中学校3年の安立梨子さん(14)が中学女子野球の神奈川県選抜チーム「神奈川やまゆりクラブ」の主将に抜擢された。10月9日から石川県で開催される「全日本中学女子軟式野球大会」で目標の日本一を目指し大会に挑む。
安立さんは野球好きの両親と3歳上の兄の影響で、小学校5年生の時に地域の学童野球チーム「有馬フレンズ」に入団。現在は県内の中学生女子を対象とする女子軟式野球クラブ「神奈川アイリス」と、通学する有馬中野球部に所属している。ポジションは主に投手と内野手を担う。
5月に行われた県選抜の選考会には、約60人が参加。短距離走のタイムや実戦での結果を踏まえ、20人の選手が選ばれた。持ち味は次の塁を狙う俊足と仲間を鼓舞する声出し。県選抜ではチームを率いる主将としても大会に挑む。「チームを引っ張り、目標の日本一目指してがんばりたい」と意気込む。
情熱を持ち日本一へ
安立さんは昨年から有馬中野球部初の女性主将も任されるキャプテンシーの持ち主。同校で顧問を務める羽成聖治教諭は「野球に対する情熱は人一倍。チームを引っ張る存在になっている」と話す。主将は「男子の中でどれだけできるか試したかった」と自ら志願。素振りや柔軟、パワーの差を感じて苦手なプロテインを飲みながら身体づくりにも取り組んだ。「野球に出会えてとても感謝している。将来は女子プロ野球選手になりたい。同世代の女の子にも野球の魅力を知ってもらえたらうれしい」と今後を見据えた。
全国大会初戦に挑む神奈川やまゆりクラブは、1回戦で愛媛代表のマドンナジュニア愛媛と対戦する。
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