宮前区 トップニュース社会
公開日:2022.03.11
宮前区若手職員
オリジナル婚姻届を作成
限定2000部を配布
区制40周年を迎える宮前区は、結婚するカップルを祝うための「オリジナル婚姻届」を2000部作成。昨日10日から配布が始まった。企画・制作は担当課を横断する若手職員チームが行い、活用を呼びかけている。
オリジナルの婚姻届は2パターン。「地元への愛着をこれからも持ってほしい」との思いから、それぞれ宮前区の木・サクラと、区の花・コスモスをモチーフにした。区PRキャラクター『宮前兄妹』のメローとコスミンが祝うデザインとなっている。各1000部ずつ作成、無くなり次第終了。全国の自治体で提出でき、電子データによる配布は行わない。
SNSを意識
作成にあたったのは、宮前区役所サービス向上委員会ワーキングチーム。宮前区へ異動2年目、もしくは入庁2年目のさまざまな課に所属する職員8人からなる。チームは12期目で、年度ごとに若手ならではの視点でサービスについて議論し、立案する。今年度も毎月2回、1時間半ほどの会議を続け、昨夏に「オリジナル婚姻届」を企画。デザインを持ち寄り2月末に納品されたばかり。『婚姻届』の文言の脇に配置された宮前兄妹には、「婚姻届がSNSにアップされているのを良く見るから、写り込んでPRし、拡散されたら」という、若い感性が取り入れられている。メンバーで、婚姻届を受け取る区民課の矢部健太朗さん(24)は「平均すると1日3、4件。今年度中に全て配布できれば」と話している。同チームはこれに合わせ、区役所1階守衛室前の「記念フォトコーナー」も手を加える予定。
「やるじゃん、宮前」
メンバーらはコロナ下の入庁で大々的な入庁式などがなく、当初は同期の顔もはっきり分からない状態だったという。今回の活動を通じて「やっと交流が持てた」と喜ぶ。「若い人にもっと知ってもらえるような、役所っぽさのないものも発信し、『やるじゃん、宮前』と言ってもらるような仕事もしていきたい」と意欲的な意見も上がっていた。チームリーダーの恩田健人さん(28・地域ケア推進課)は「仲間の力を借りてできることもある。やれる・やれないより、積極的に発信して挑戦していきたい」と話した。
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