神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
宮前区版 公開:2023年1月20日 エリアトップへ

プロ和太鼓集団「梵天」の代表で、多摩区を拠点に「未来太鼓道場」を営む 小林 政高さん 潮見台在住 56歳

公開:2023年1月20日

  • X
  • LINE
  • hatena

音の融合、「心」揺さぶり

 ○…「道場はみんなの生きがい」。登戸をはじめ都内や横浜に展開する和太鼓教室で、多世代に指導。神社の例大祭や登戸の桜まつりなど、地元の行事に出演する。表現者としてプロ集団「梵天」では国内外で公演するほか、Jポップやクラシック、歌舞伎など幅広いアーティストたちの舞台をサポート。作曲や演出も手がける。「自分のやりたい音楽を具現化したい」。あふれる思いを胸に、突き進む。

 ○…好奇心が強く、大学時代は海外を一人旅する日々。偶然出会った浅草の和太鼓チームの代表に誘われ、4年生のとき趣味として始めた。卒業後は大手旅行会社に就職。5年ほど勤め「誰でも和太鼓を習える場がほとんどない」と、1994年に道場を設立。周りは反対したが、「人の意見より感性を信じた」と振り返る。道場生は増え、出身者により99年に梵天を結成。翌年に舞台デビューを果たした。

 ○…「実は、梵天のメンバーで立ち上げ当時からいるのは長女だけ」。4歳から太鼓を打つ愛弟子に思いをはせる。息子は映像作家の道に進んだ。一番やりたいことを仕事にする父の背中を見て育った2人。それぞれの道で瞳を輝かせ、仕事にまい進する。その傍ら「『目の中に入れても痛くない』ってこういう意味だったのか」と、溺愛する孫2人と過ごすひとときは特別だ。

 ○…中高時代は体操部。体を動かすことに熱中した。体を大きく使う和太鼓は、音楽と一緒に両方ともできるのが魅力だという。「和太鼓を打てば空気が振動し、相手の心に届く。人の心を震わせ、涙を流す人もいる」と舞台に思いを込める。来年は和太鼓を本業にして30周年を迎える。「まだ音楽を届けられていない場所へ行く」。歩みは止まらない。

宮前区版の人物風土記最新6

山田 洋志さん

データ分析で教育情報を透明化するITベンチャー「ガッコム」社長

山田 洋志さん

高津区在住 43歳

5月17日

石川 甚敬(やすたか)さん

ブログ・SNS「鷺沼ファン」運営や宮前区100人カイギ運営に携わる

石川 甚敬(やすたか)さん

鷺沼在住 33歳

5月10日

鴨下 圭一さん

宮前警察署長に就任した

鴨下 圭一さん

神木本町在住 55歳

5月3日

中山 寛隆さん

川崎市制100周年記念で演奏する合唱団に携わる、川崎市合唱連盟の事務局長

中山 寛隆さん

高津区在住 36歳

4月26日

飯田 康行さん

宮前消防署長に就任した

飯田 康行さん

横浜市在住 58歳

4月19日

斎藤 優貴さん

数々の国際ギターコンクールで優勝し、世界を舞台に活躍するギタリスト

斎藤 優貴さん

多摩区出身 26歳

4月12日

意見広告・議会報告政治の村

  • 災害に強い川崎へ!(中)

    宮前ガバナンス5月号 連載寄稿

    災害に強い川崎へ!(中)

    〜情報を一早くキャッチで身の安全を!〜川崎市議会議員 石田 やすひろ

    5月17日

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook