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宮前区 社会

公開日:2024.02.29

C級グルメコンテスト
野菜たっぷりに商品化
高校生考案の入賞作

  • デリスタスエヒロで試作品を手にする高岡さん(左)と真家さん

 川崎市内産の農産物を使ったオリジナル料理で競う「第6回かわさきC級グルメコンテスト」の入賞作品が、惣菜店デリスタスエヒロ(小台)とコラボし商品化。3月1日から同店や、セレサモス宮前店で販売される。

 C級グルメは「おいC  たのC Communityづくり」をテーマに、市民団体かわさき・食と農のコミュニティが提唱。市内在住者や在学者を対象に毎年料理コンテストを実施している。

 商品化されたのは、高校生以下対象のジュニア部門で優秀賞に選ばれた「野菜たっぷりミニキッシュ」。県立新城高校(中原区)家庭科部の高岡伶奈さん(2年)と真家愛奈さん(1年)が考案した。

 フランスの郷土料理キッシュには通常パイ生地が使われるが、2人のレシピでは代わりに食パンを伸ばして使用。高岡さんは「簡単にキッシュを作れることに加え、子どもと一緒に作れて楽しいものにしたかった」と工夫を語る。野菜はホウレンソウ、ニンジン、サツマイモ、プチトマトを使用。地場産野菜を調査し、「彩りを重視した」と真家さんは話す。

満足感とふわふわ食感

 2月20日には、デリスタスエヒロで商品を試食。口にすると「おいしい」と声をそろえた。高岡さんは「ボリュームがあり、1個で満足感がある」、真家さんは「食パンがふわふわとした食感」と感想を語った。共に商品化を進めてきた同店の清水美和さんは「時短という点を大事に自分たちで考えられている料理。これは売れると思う」と太鼓判を押す。

 商品化にあたり清水さんから2人には、原価計算やネーミング、ポップ作成の宿題を課された。一連のプロセスを経て真家さんは「『お客さんは家で持ち帰って食べる。日持ちするには』というプロの視点や、販売するために必要なことを学べた」と笑顔を見せる。

 野菜たっぷりミニキッシュは、デリスタスエヒロで金、土、セレサモスで土、日に数量限定で販売。1個185円(税抜)。3月末まで。

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