神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
宮前区版 公開:2024年12月6日 エリアトップへ

全国健康福祉祭(ねんりんピック)の民謡交流大会で最優秀賞を受賞した 村松 弘衛さん(雅号:工藤菊詩) 多摩区在住 73歳

公開:2024年12月6日

  • X
  • LINE
  • hatena
村松 弘衛さん(雅号:工藤菊詩)

民謡と真摯に向き合う

 ○…川崎市の代表として出場した「ねんりんピック」の民謡交流大会で頂点に輝いた。初出場ながら「いつもより気楽に、のびのびと歌えた」と満足気な表情を浮かべる。成績はもちろんのこと、現地の雰囲気や遠征費などの情報を得たことも今大会の収穫の一つ。「次回代表になる人が行きやすいようにデータを整えられれば」と川崎市民謡協会の理事長としての顔も見せる。

 ○…全盲の奏者・高橋竹山の姿に魅せられ三味線を始めたのが22歳の時。初代工藤菊詩に師事し、50年以上にもわたり工藤流津軽三味線の研鑽を積む。伴奏者として民謡のコンクールに通う中、「どうせなら歌ってみれば」とかけられた言葉を契機に、マイクを持つことに。数多の大会で実績を残しながら、民謡の普及に励んできた。

 ○…大手電機メーカーで18歳から60歳まで勤務。試作品の性能を評価する部署で、品質維持、向上に長年貢献し続けた。主に扱っていたのは音響や映像にまつわる商品。訓練を重ね音の良し悪しを判断する力を物にした。「音の聞きどころを学んだことは、楽器の音をしっかりと聞くことにもつながっている」と柔らかな笑顔を見せる。

 ○…民謡の継承のため、少年少女の育成に注力。先月にはカリタス学園の小学生たちに実際に三味線を弾いてもらう授業を行った。後進育成を目指し、自宅で民謡、三味線、尺八の教室を開く。手元にない楽譜は自ら譜面に起こし、自らもマスターしてから指導するなど、生徒の要望に寄り添う。「教えることは自分のレベルアップにもなる」と向上心は衰えることを知らない。今の夢は芸事が好きな96歳の母が元気なうちに地元・岩手県の舞台に立つこと。今後も日本の伝統文化に向き合っていく。

宮前区版の人物風土記最新6

安田 順治さん

北米大陸最高峰デナリ登頂など挑戦の記録を綴った本を出版した

安田 順治さん

鷺沼在住 51歳

1月17日

武藤 孝司さん

プロ野球独立リーグ・ルートインBCリーグ「神奈川フューチャードリームス」新監督

武藤 孝司さん

川崎市在住 51歳

1月10日

加藤 祐美子さん

フロンタウンさぎぬまの施設リーダーに就任した

加藤 祐美子さん

土橋在勤 45歳

1月1日

森 彰人さん

エディブルフラワ―を生産するKiranah Farm(キラナ・ファーム)園主

森 彰人さん

高津区久末在住 32歳

12月20日

小野 由博さん

犬蔵カフェの再開に向け中心となった犬蔵自治会副会長を務める

小野 由博さん

犬蔵在住 56歳

12月13日

村松 弘衛さん(雅号:工藤菊詩)

全国健康福祉祭(ねんりんピック)の民謡交流大会で最優秀賞を受賞した

村松 弘衛さん(雅号:工藤菊詩)

多摩区在住 73歳

12月6日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 1月17日0:00更新

  • 1月10日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年1月17日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook