宮前区 人物風土記
公開日:2025.11.28
スポーツ推進委員として文部科学大臣表彰を受章した
狩野 一男さん
南野川在住 80歳
人生はスポーツと共に
○…地域住民にスポーツ実技の指導や助言、事業の連絡調整などを行う「スポーツ推進委員」を50年にわたり務めてきた。その功績が認められ、スポーツ推進功労者表彰(文部科学大臣表彰)を受章。市民マラソンのボランティアから、体力テストの判定員、最近ではカローリングやドッヂビーなどのニュースポーツの指導や大会などの企画運営も担う。「とても大きな表彰で感激している」
○…東京五輪で金メダルを獲得した重量挙げの三宅義信さんに憧れて、パワーリフティングを始めたのが18歳の頃。NECで金型工として働きながら、社内で愛好会を立ち上げると、すぐに神奈川県で優勝。部に昇格させた。当時はセメントを固め重りにし、バーベルを手作りするなど工夫していた。全日本や国体などで優勝を経験。日本新記録も打ち立てた。合わせてボディビルダーとしても活躍。ミスター日本などのコンテストに出場し、きれいに6つに割れた腹筋が評判だったという。どちらの競技も黎明期から支えてきた。
○…スポーツ推進委員には、知り合いから声をかけられた。平日は会社員として働き、土日は競技の大会やスポーツ推進委員の行事に参加。両立は難しかったというが、それでも50年間続けてこられたのは、「スポーツが好きということと、お世話になった人々への恩返しという気持ち」。
○…今でもスポーツ施設などで働いており、競技もコロナ禍の前までは続けてきた。スポーツは健康に良いが「無理は禁物」というのが持論。自身も1日20分という限られた練習量で成績を残してきた。「スポーツにかかわる人生を過ごしてきた。これからも体を動かすことの楽しさを少しでも伝えられたら」と前を向いた。
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