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宮前区 意見広告

公開日:2024.12.20

宮前ガバナンス12月号 連載寄稿
社会経済環境の変化を捉えて(上)
〜鷺沼駅前再開発〜川崎市議会議員 石田 やすひろ

 第3回川崎市議会定例会の自民党代表質問において、鷺沼駅前地区再開発の進捗状況について議論しました。令和6年7月に鷺沼駅前再開発準備組合より本市に対して「昨今の社会状況の変化を踏まえた計画の見直し等について、現時点での進捗状況」の報告がありました。新型コロナ危機後の社会経済の情勢の変化に対応するため、事業計画の一部を見直すものです。計画の見直しによる公共機能への影響について議論しました。

 高層部分2棟の高さを従前の計画より低くし、住宅戸数を減らす等、移転を計画している宮前区役所等の計画にも影響する可能性があります。代表質問では、準備組合から示された事業計画の主な変更点による影響を論点に議論しました。

 大きな変更点の1つ目は事業費です。事業費はこれまで、市内案件の実績を基に400億から500億円を見込んでいました。今回の報告による総事業費は880億円を提示しています。事業費に対して、国と県からの再開発補助として約100億を見込んでいます。

 大きな変更点の2つ目はスケジュールです。当初、新宮前市民館・図書館の竣工を令和9年から令和10年の間を想定していました。新宮前区役所の竣工は、令和12年から令和14年の間としていました。スケジュールの見直しにより、新宮前市民館・図書館の竣工を令和13年度、新宮前区役所の竣工は、令和17年度としています。

 鷺沼駅前再開発により周辺環境は大きく変わります。日本精工鷺沼運動場跡地には、令和9年度に昭和大学鷺沼校地のキャンパスが開校予定です。計画では新たに2000人の学生が通学します。周辺市街地を一体的に捉えた魅力的な「駅まち空間」の再検討が必要だと指摘しました。駅周辺の回遊性を高めていく事はもちろん、駅アクセスの向上も図っていかなくてはなりません。再開発では、「ウォーカブルなまち」を目指しています。若い世代の活動の場が増える事による活性化や、地域と大学の連携・交流等の新たな土地利用への期待が高まります。

川崎市議会議員 石田やすひろ

川崎市宮前区馬絹6-24-26

TEL:044-861-6870

http://www.ishidayasuhiro.com

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