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宮前区 意見広告

公開日:2025.11.21

宮前ガバナンス11月号 連載寄稿
防犯灯をLED化して犯罪抑止へ!
〜決算審査特別委員会質問〜川崎市議会議員 石田 やすひろ

  • 電柱に共架された防犯灯

 決算審査特別委員会において、地域の安全・安心に向けた、防犯灯のLED化の取組みについて質しました。防犯灯LED化ESCO事業は、電柱や専用柱に設置された防犯灯(公衆街路灯A契約)を本市が直接、運用しているもので、毎年、新規設置も行っています。一方で町内会・自治会等が維持管理する防犯灯には、電気料を補助対象としています。令和6年度決算において、ESCO事業費は4億8599万円余を計上しています。そこで、決算の内訳と成果について、質問しました。

 市内に設置している防犯灯の数と、LED化率の問いに対して、次の回答がありました。令和6年度末時点で、本市が維持管理しているのは7万327灯あります。町内会・自治会等が維持管理しているのは、6901灯あります。LED化率については、本市が維持管理しているものは全てLED化し、実施率100%となります。町内会・自治会等が維持管理しているものは64・2%となります。

 ESCO事業はLED化による電気料の削減分を、ESCO事業の費用として充て、10年間を分割してESCO事業者に支払うとしています。そこで、8年間の電気料の削減額を質しました。維持管理事業を開始した平成29年度から令和6年度までの8年間で、年平均で1400万円程度の削減効果が認められました。電気代が高騰している中であっても、コストの縮減を図っている事となります。

 ESCO事業の効果は、町内会・自治会等の負担軽減や、市の財政負担の抑制、環境負荷の軽減効果を期待されます。事業費については、人件費、原材料費、電気料等、維持管理費がここ数年で増加しています。

 防犯灯のLEDは、耐用年数が一般的に10年以上と言われ、順次、更新期も近づいてきます。今後も継続して維持管理を、適切に実施していく事が求められています。次期事業計画の検討も進む中、民間事業者の知見も借りながら、特に、町内会・自治会等が維持管理しているものは、LED化が遅れをとっている現状です。これまでの検証を基に、次期の事業手法の選定を、適切に進めるよう議論で要望しました。

川崎市議会議員 石田やすひろ

川崎市宮前区馬絹6-24-26

TEL:044-861-6870

http://www.ishidayasuhiro.com

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