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宮前区 意見広告

公開日:2025.10.31

市政報告
高齢者フリーパスの値上げは行わないで
日本共産党 川崎市議会議員団 石川けんじ

 物価高騰の中で、交通費って結構かかりますよね。そこで役立っているのが「高齢者外出支援乗車事業」です。市内に住む70歳以上の方を対象に、バスの乗車料金を半額にし、月1000円でフリーパスを購入すれば、自由にバスに乗車できる事業です。

 かつて川崎市では、無料でバスに乗れる「敬老パス」を発行していましたが、阿部市長(当時)の「行革」により、2004年7月より有料になってしまいました。そして、いま値上げの検討が行われています。4年前から「川崎市高齢者外出支援乗車事業のあり方検討会議」が設置され、2021年3月に出した「報告書」には、「フリーパス式利用回数の制限や利用者負担額の増額なども検討する」としています。

 その後、回数制限や値上げの検討はどうなったのでしょうか。市の担当者によると、「運転手不足や運賃の値上げなど交通環境が大きく変わってきている。市民生活にも大きな影響があることから慎重に検討を行っている」とのこと。これらの計画が明らかになるのは、12月議会に素案が提案される市の「総合計画」か、来年度見直しされる「第9期かわさきいきいき長寿プラン」の策定の時と考えられます。

 「高齢者外出支援乗車事業」は、利用者の利便性だけでなく、社会全体の活力や地域経済に与える影響など、その効果を広く取らえることが必要です。また、補助する金額は、健康福祉局の予算から出るので、事業者にとっても、大切な収入となっていて、バスの運行を支える役割も果たしています。市民生活がより厳しさを増す中、値上げや回数制限を行うべきではありません。

石川けんじ

http://www.ishikawa-kenji.jp/

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