宮前区 意見広告
公開日:2025.11.28
市政報告Vol.54
各区スポーツセンターにおける不適切利用の実態について!
川崎市議会議員 矢沢たかお
令和6年度決算審査を含む川崎市議会第3回定例会が10月10日に閉会しました。所属する文教分科会では所管する市民文化局、こども未来局、教育委員会事務局が執行した予算に対する審査を行います。今回は決算審査で取り上げたテーマのうち、公共施設の公平性を問うスポーツセンターの不適切利用についてご報告いたします。
「スポーツセンターの予約がなかなか取れない」「いつも同じ団体が使っている気がする」――。多摩川河川敷の野球場利用に関する問題を追及していた私の元に、市民の皆様からスポーツセンター利用に関する疑問の声が届きました。
調査を進めると、一部の利用者において「不適切な申し込み」が横行している実態が浮き彫りとなりました。問題となっていたのは、主に各区スポーツセンターの中でも団体利用等の利用が集中
する大体育室の申し込みでした。
これまで、当該施設の利用にあたっては、利用団体の代表者を含む5名以上の構成員を登録し、代表者のみのふれあいネットへの登録を必須要件としていた結果、実質的には同一の団体であるにもかかわらず、代表者や構成員の名義を使い回すことで複数の団体として登録し、大量の「グループカード」を取得し、これを使って抽選に申し込むことで、意図的に当選確率を引き上げている実態が確認されました。限られた公共施設です。一部の利用者が枠を独占するような状況は、公平性の観点から看過できません。
全区でルール厳格化へ
私はこの問題を9月の決算審査特別委員会(文教分科会)で取り上げ、市の認識と対応を質しました。市はすでに多摩スポーツセンターで先行して対策を試験導入しており、団体の構成員全員の登録を必須化し、重複登録を禁止するなどの厳格化を行った結果、登録団体数が大幅に減少(適正化)したことを明らかにしました。
この成果を受け、市は私の質問に対し、宮前スポーツセンターを含む全区のスポーツセンターにおいても同様のルール変更を行うと答弁しました。今年8月に要綱改正が行われ、11月以降の利用分から新たな運用が順次適用される予定です。
「施設が足りない」という議論の前に、まずは今ある施設が「公平・公正」に運用されることが大前提です。野球場の利用問題に続き、スポーツセンターについても迅速な是正が行われることになりましたが、今後も運用状況を注視し、現在更新作業が進んでいる次期予約システムでも不正が起きない仕組みづくりを求めてまいります。
矢沢たかお
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宮前区初山1-20-12
TEL:044-976-2727
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