橘出張所機能再編 地域交流の場として開放 一部手続きは区役所に集約
昨年末のみぞのくち市税事務所開設に続き、今月から橘出張所の機能再編が行われ、高津区役所内部も取り扱いフロアが一部変更した。橘出張所内では交流スペースの設置などの工事を今年中に完成させ、より充実した区民活動の支援を目指している。
高津区役所橘出張所(小松宏吉所長)の取り扱い業務変更は、川崎市が推進する、便利で快適な区役所出張所の窓口サービス提供に向けた機能再編の一環。今年1月から宮前、中原、多摩区の出張所でも同時に行われている。
各種手続きの窓口を区役所に集約することで、出張所のスペースを利用した地域振興の場として活用していく。区役所に手続きが移行されたのは▼住民異動届・戸籍・印鑑登録の届出▼かわさき市民カードの発行▼子ども手当の申請▼市立小・中学校の入学・転校の手続き――など。
出張所で出来る手続きは、住民票や住民票記載事項証明書、印鑑登録証明書、戸籍の全部・個人事項証明書などの証明書発行手続きに限られる。また、最新年度の市民税・県民税の課税額(非課税、免除)証明書の発行が新たに加わった。なお、扶養に入っているなどで未申告の人、川崎市から転出した人の証明書は除く。一部出張所で扱えないものもある。
再編に伴い橘出張所では、地域住民同士の交流などを目的とした支援スペースの新設工事やエレベーター設置工事を進めている。会議スペースの開放を含め、区民活動の支援の場として、平成24年度中の整備、利用開始を目指している。小松所長は「段階的に庁舎のバリアフリー化、地域への開放を行っていく。様々な地域活動がさかんに行われるよう、行政側では積極的に支援していきたい」と話している。
また、昨年末にみぞのくち市税事務所が新設したため、高津区役所にあった市税の窓口はすべて移行している。これらに伴い、高津区役所内の部署の配置も現在変更を進めている。
レイアウト変更は、4階に保健福祉サービス課・こども支援室が移動し、3階に保険年金課・衛生課が移る。また、待合スペースの拡充を図るなどし、区役所内の変更は1月23日(月)に完了を予定している。
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4月19日