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高津区版 公開:2012年6月15日 エリアトップへ

7月から児童向けの科学講座や体験教室を開催する 田中艸太郎(そうたろう)さん 溝口在住 54歳

公開:2012年6月15日

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科学の感動 未来に繋ぐ

 ○…川崎市内の児童を対象に科学実験教室などを開く「かわさきアトム工房」に3年前から所属、ボランティアで科学の普及に努める。現在は、高津市民館にあるCCかわさき交流コーナーで7月から行う講座の準備中。プラスチックの分類方法、燃料電池の作り方などをテーマにした実験や一日体験教室など、児童が科学に触れる企画となる。「興味が沸くような工夫を心がけている。子ども達の笑顔が楽しみ」

 ○…「私たちが学生の頃に比べ、理科を学ぶ時間は半分以下に減っている」と子どもたちの理科離れを危惧する。地学を専門とし、地震や津波、火山のメカニズムや天文など幅広い知識を持つ。昨年の大地震以降、日本列島のプレート構造に注目が集まった。「何万年、何十万年といった間隔で大地は変動し、自然災害を起こすこともある。プレートの構造を知ることは生きる上で大事なこと」と科学分野の必要性を訴える。

 ○…東京都八王子の出身。幼少の頃、鉄腕アトムやゴジラなど科学を題材にした作品に夢中になった。中学生の時には、火星接近が話題になり宇宙のとりこに。高校では「多摩天文グループ」に入り、天体観測や望遠鏡製作などに取り組んだ。今年行われた40周年のパーティーでは仲間と再会。「天体の話題は尽きなかった。年を重ねても新しい発見がある」と笑う。8年前から高津区に妻と住み、まちづくり協議会に入るなど地域との交流を積極的に図る。

 ○…今年は天体に関する話題が多く、5月の金環日食の日には、非常勤で勤める都内の高校で観察会を開こうと生徒に呼びかけた。参集を不安視する周囲の声をよそに「絶対来ると思っていた」と信じていると、400人以上の生徒が屋上に集まった。悪天候の中、かすかに見えた光の輪に大歓声が上がった。「大勢の人が共有した感動が、科学への関心を高めるきっかけになれば」
 

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