高津区 人物風土記
公開日:2012.07.20
7月1日付で川崎高津南ロータリークラブ第19代会長に就任した
坂田 重男さん
末長在住 63歳
情報共有で「輪」広げる
○…「新年度早々(の7月)に1人、8月にも1人仲間が増える。ロータリークラブ(RC)の素晴らしさを分かち合いたい」。会員増加を純粋に喜ぶのは、奉仕活動を、より充実させ得る期待に胸を膨らませているからに他ならない。2年ぶりの区民祭や橘ふるさと祭り、花火大会、献血活動、多摩川美化活動などに参加する活動予定を挙げ、「皆で盛り上げようと燃えている」と意気込む。
○…内部充実による魅力あるクラブづくりと会員増強が今年度の主な力点。例会は会員同士のコミュニケーションを大切に、メリハリをつけた場にしたいという。「皆が感じているRCの魅力を共有し、良い部分を広げていくことで全体の魅力アップにつながれば」。会員増強策でもやはり情報の共有をポイントに上げ、「(新会員のことを)知っている人が多ければ、受け入れやすいし、新会員も加わりやすいはず」。
○…末長に農家の長男として生まれ育つ。「普通の子だったかな」と振り返る幼少期、田植えや稲刈りを手伝ったことは思い出。大学卒業後は旅行会社に就職し、業務視察旅行を中心に世界を飛び回った。その経験は今の活動にも活きている。後、父が興した、賃貸マンションの仲介・管理を行う(株)マツギを継いだ。20代の頃に知り合ったロータリアンが「とても尊敬できる人」だったことから、知人に入会を誘われた際は「私でもいいんですか」と思ったそう。
○…現在、活動の一環で自宅にはタイからの留学生がホームステイしている。「日本語が上手くなってきた」と我が事のように喜び、「妻も弁当づくりに夢中。もう息子にしたいくらい」。来年度は20周年の節目を迎える同RC。今年度はその準備期間でもあり、会長としてやりがいを感じている。「ロータリアンというだけで、世界の仲間と出会うことができる。日本と世界の平和のため、ほんの片鱗でも貢献できたら」
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