紅白歌合戦出場を目指し、歌手として「439日間連続歌唱」に挑戦する チンパーさん(本名:鈴木千晶さん) 下野毛在住 43歳
歌に心込め、夢への挑戦
○…「夢は紅白歌合戦への出場」。憧れの大舞台を目指し、今月19日から来年12月31日までの439日間、毎日ライブを開いて歌い続ける挑戦をスタートした。名付けて「し(4)あわせサンキュー(39)プロジェクト」。「普通に歌っているだけでは紅白には出られない」と一念発起し、ライブハウスや川崎駅などで、何があっても連日歌唱を続けると心に決めた。紅白出場を果たし「どんな年齢でも夢は叶えられるというメッセージを伝えたい」。
○…青森県生まれ。中学時代、クラスメートになじめず悩んでいたとき、ある一組のバンドの音楽に「生きる勇気をもらった」。当時一世を風靡したグループ「ブルーハーツ」だった。「それまでにないストレートな歌詞や歌い方」に魅了され「(詞の世界観も)身近に感じられて心に響いた」。多くの人に希望や勇気を与えられる歌手になりたいと憧れを抱き始めた。
○…「紅白出場が小さいころからの夢だった」。19歳で上京。26歳でバンド「リバソン」を結成し、ボーカリストとして学校ライブやかわさきFMなどで美声を響かせた。38歳からはソロ歌手として活動をスタート。昨年8月、初めて自身の歌を録音したオムニバスCDが発売された。「初めて形になって嬉しかった。CDを出すのは簡単じゃないと実感した」。来月18日には初のシングルCD「KANSHA―DAY」を発売。ライブの聴衆に手売りで販売するつもりだ。
○…夫と長男との3人暮らし。主婦として家事もこなし、こども文化センターでの臨時職員の仕事も続けている。歌手として精力的に音楽活動を続けられるのは家族の支えがあってこそ。「一番の理解者はウチのダンナ」と笑顔で話す。尊敬する歌手は感銘を受けた甲本ヒロト氏と、仕事でお世話になっている井亀明彦氏。「音楽とともに自分の人生がある」と力強く語るシンガーは、夢に向かい、今日も歌声に魂を込める。
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4月26日