川崎市立高津高等学校女子ハンドボール部(顧問/長村昇教諭、松永康宏教諭)が初の全国大会出場を決めた。3月25日に静岡県で開幕する「第36回全国高等学校ハンドボール選抜大会」には、全国の予選を勝ち抜いた41チームが出場、熱戦を繰り広げる。
同校は、県立横浜平沼高等学校とともに県予選を突破し、2月に茨城県で開かれた全国予選を兼ねた関東大会に出場。全国出場をかけ強豪チームと対戦した。
予選2試合目に、昨年優勝の埼玉栄高校を1点差で退けると、代表決定戦では勢いそのままに、練習試合で一度も勝ったことのない富岡東高校も撃破。全ての試合が1点差という接戦を制し3連勝で、関東代表に選ばれ、初めて全国大会への切符を手にした。
チームをまとめるキャプテンの竹島千遥さんは「高校に入学してから全国を目指していたので嬉しい。初出場で緊張すると思いますが、自分らしくプレーをする」と意欲を見せる。チームの中心選手として活躍を見せた加藤千咲さんは「応援してくれた先生や友達、家族に感謝している。1試合でも多く勝って良い報告がしたい」と話した。
現在部員数は12人。全国に出場する強豪校に比べ人数は約半数で、けが人のカバーなどチームワークや1年生を含む全員のレベルアップがより重要になる。「学年の差を越えて、練習ではお互いにアドバイスをし合う。そこが私たちの特徴」とディフェンスの要の佐藤玲さん。また、部員たちは「練習相手として男子ハンドボール部に協力してもらい力を付けている。結果を出して恩返ししたい」と声を揃え、一丸となって全国初勝利を目指す。
初戦は3月25日(月)、中国地方代表の島根県立松江南高等学校と対戦する。顧問の長村教諭は「けが人を抱えて不安はあるが、まずは1勝を目指す。初出場で、全国大会とはこういうものだという感覚を知ってほしい」と話し、同じく顧問の松永教諭は「挑戦者の気持ちで、日頃の成果を発揮してほしい」と話した。
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