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高津区 人物風土記

公開日:2013.07.12

川崎西ロータリークラブ第48代会長に就任した
川田 邦康さん
(株)東京住宅センター代表取締役 69歳

「200%、全力で取り組む」

 ○…「まだ会長を経験していない先輩方を差し置いてご指名頂き、とても感謝しています。しっかりと勉強してクラブ運営に努めたい」。会長に就任した気持ちを謙虚に語る。献血や清掃などの奉仕を柱に、地域に貢献した活動を続け48年を数える伝統のクラブ。前年から4人増の70人でのスタートも「多い時は100人以上が所属していた。クラブの原点に立ち返り、会員増強を図るのが私の役目」と表情を引き締める。

 ○…同じクラブに所属する叔父や幼なじみから誘われ1995年に入会。「違う仕事をしている仲間がたくさんできることが最大のメリット。腹を割って話しができる大切な場所です」。昨年度は被災地支援をするため福島県のいわき平東RCと友好クラブを締結、地元高校へ街路灯を寄贈した。また、唯一の姉妹クラブであるフィリピンのルセーナRCと交流を続けるなど活動を精力的にこなす。

 ○…44年、二子で生まれ育つ。「今でこそ人口も増えたが、当時はのどかな田園風景が広がっていて同級生とよく遊んだ」と幼少時代を振り返る。二子新地の商店街に(株)東京住宅センターを設立後、現在も息子と協力し不動産業を営む。「間違ったことをせずまっすぐに仕事をすることで、地域の方からの信頼を得ることができると思います」。息抜きは夫人との旅行で、国内外を飛び回る。最近は健康にも気を遣い「犬の散歩はかかさない。犬に散歩してもらっているのかな」といたずらっぽく笑う。

 ○…間もなくクラブ創立50年を迎える。「今年度は節目に向けた橋渡しとしての活動にも力を入れたい」と50周年事業に向け、会長自ら奔走する構えだ。過去に入院するような病気を経験したことから、「自分自身もそうですが、会員と支えてくれる家族全員が健康で過ごせることが私の願い。体力の続く限り1年間を200%頑張るつもりです」。仲間を大切にする新会長の1年がスタートした。

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