高津物語 連載第九五一回 「溝口の水事情(二)駅前」
表題の典型的な例証を溝口駅前に重ね合わせて、論証してみる。
現在東急溝の口駅を出てエスカレーターを降り、東急ストア前の交差点の道路が、旧田園都市線溝の口駅直下の蓮池から流れ出した水路を埋め立てた道路で、安井ビル一階(現「ケンタッキー・フライドチキン」=写真)前にあった、中華料理店「ダルニー」「鈴光不動産」「小松原陶器店」「渡辺家具店」「GHQ蒲鉾兵舎改良の高津図書館」「高津警察署溝口駅前交番」が並び、「靖友マーケット」までが現在の「駅前広場」となっている。
「ダルニー」前にあった三井銀行はそのまま高層化し、溝口名店街の中にあった「杉崎時計店」も隣に入り、駅前の「中野パチンコ」は南口に移り、隣にあった石原文具店は中央通りに移った。溝ノ口郵便局は局名変更して梶ヶ谷に移った後に、溝ノ口駅前郵便局も新設された。
往時「溝口味の大関」がテレビCMで有名になったが、マルイ前ビル群に変わっているし、ポレポレ通りと中央通りの交差する旧水路に取り残された三角地に「灰吹屋薬局」が出たり、同水路がノクティ入口になっていたり、変則の道は旧水路のままである。この道は、再開発前は多摩川ハイヤー駅前営業所、後ろにも出られて便利だなと思った事があった。
所用で武蔵小杉や登戸に出る事があるが、その再開発による高層化の熱気は凄まじいものがあり、小杉が川崎副都心になっていて高津区が大きく取り残されている感じがするのは、私一人では無いと思われる。
JR溝ノ口駅の中華料理店の撤収の看板を見たりすると、ほとほと悲しくなってしまうのは、私一人では無いと思われる。時代は大きく変わっている。
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