神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
高津区版 公開:2017年4月28日 エリアトップへ

薬医門公園が開園10年 あすから端午の節句催し

文化

公開:2017年4月28日

  • X
  • LINE
  • hatena

 久本で医業を営んでいた岡家の建造物を整備した久本薬医門公園が今年3月、一般開放されて10年を迎えた。伝統行事や野菜の直売などが行われ溝口のシンボル的な公園として定着している。4月29日(土)から5月5日(金)までは「端午の節句」まつりが開催される。

 久本薬医門公園は、久本で診療所を開業していた岡家の土蔵、薬医門などの建造物を活用し、整備した公園。岡家は、江戸から昭和まで約270年、久本で医業を営み、高津村の村長を務めるなど地域の基盤づくりにも貢献した。

 1994年に都市計画整備により住居は解体。敷地の半分は道路用地となったが、残り半分は活用が決まっていなかった。江戸後期から明治の歴史的建造物を残そうとする地域住民の署名活動もあり、06年に公園整備が行われた。

 公園の管理運営を行うのは、周辺地域の町会や老人会などのメンバーで構成される久本薬医門公園管理運営協議会(三富末雄会長)。同協議会の持田忠康さん(73)は「高齢者と子どもたちのふれあいの場になるように」と、運営方針を話す。

 現在、野菜の直売「さんの市」や「高津公園体操」の会場として利用されるほか、同協議会が主催する「ひな祭り」「七夕」の催しを開催している。

 今年3月のひな祭りは、1500人の来場があった。持田さんは、「少しづつ、輪が広がっていると感じている。参加する子どもたちの成長も見れて嬉しい」と話す。8代目・道孝氏の次女・下永道子さん(83)は「生まれ育った家がこうして残り、地域の皆さんに利用されるのは嬉しい。運営協議会の方たちのおかげです」と話す。

 端午の節句では、地域から寄贈された兜や鯉のぼりが掲げられ、久本陶芸同好会による陶芸展を開催。

 同協議会では、公園や蔵の利用を受け付けている。問い合わせは【電話】044・833・3560持田さん。
 

副会長を務める持田さん
副会長を務める持田さん

高津区版のトップニュース最新6

市制100年で1万発に

多摩川花火大会

市制100年で1万発に

今年の開催概要決まる

4月19日

「おいしさの技術」に迫る

県立川崎図書館

「おいしさの技術」に迫る

「食」テーマの企画展、話題に

4月19日

「川崎の町名」改訂版発行

日本地名研究所

「川崎の町名」改訂版発行

新たな「由来」などを反映

4月12日

「しあわせ職場賞」に喜び

久地「日本理化学工業」

「しあわせ職場賞」に喜び

障害者の働き甲斐、支援

4月12日

「都市緑化」を後押し

溝の口駅周辺エリア

「都市緑化」を後押し

地元造園家らがイベント

4月5日

上昇幅拡大、より鮮明に

高津区公示地価

上昇幅拡大、より鮮明に

都内との価格差背景に

4月5日

永代供養・合祀墓は4万円から

納骨にお困りの方「眞宗寺」の永代供養墓は後々の費用なし、生前申込・改葬代行

044-965-0965

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月20日0:00更新

  • 4月15日0:00更新

  • 4月8日0:00更新

高津区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

高津区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook