高津区版 掲載号:2018年4月20日号 エリアトップへ

連載第一〇四二回「石敢當の由来」 高津物語

掲載号:2018年4月20日号

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 川崎駅前の石敢當の記事を見て『石敢當の歴史起源と変遷』(徳島文理大紀要)と「県外の石敢當分布」(平成九年二月現在)全国五一ヶ所の石敢當所在地一覧をお送りいただき、併せて川崎駅前「石敢當」銘文の写真までお送り頂いた。

 石碑には「石敢當の由来―昭和四一年九月沖縄諸島は数次の台風に襲われ甚大な被害を受け中でも宮古島は蘇鉄地獄といわれる程の悲惨な状況でありました。川崎市議会は超党派で救援を決議し広く全市的救援活動を展開。この碑は救援活動に対する返礼として宮古島から特産の名石トラバーチンに石敢當と刻み贈られたものです。ここに川崎市と沖縄を結ぶ友好親善と文化交流の絆として石敢當を建て市民の交通安全を祈るものであります。昭和四十五年九月一日川崎市長 金刺不二太郎」とある(一部抜粋)。

 さらに「JR川崎駅前広場の中央、丁度地下道の真上あたりに石垣状に組まれた塚がつくられている。塚には一つだけ種類の異なった大きな石が組み込まれていて、この石に『石敢當』の三文字が刻まれています。『石に敢えて當たる』と読めそうで、そのままでは何やら勇ましそうな感じを受けますが、実のところ、これは、いしがんとう、と読んで人の名前なのです。古代中国の強力無双の勇士の名前で、沖縄や南九州地方では今でもこの名を石に彫り、町かどに置いたり、あるいは屋敷の石垣に組み込んだりして安全の守り神とする風習が残されているのです」(『閑話雑記』より)

 沖縄の首里城公園が整備されるまで、首里城跡の一番高い岩場の一角に、佐藤惣之助の詩碑がある。川崎市民の名前で贈られ、昭和三四年惣之助の命日、五月一五日に除幕し、制作は溝口出身の陶芸家濱田庄司だ。

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