バルセロナ五輪金メダリストの古賀稔彦さんが塾長を務める柔道場「古賀塾」(子母口)が、第38回全国少年柔道大会の神奈川県予選で初優勝し、5月5日に行われる全国大会に初出場する。道場にとって悲願の全国に向け、練習にも熱が入る。
「全国少年柔道大会神奈川県予選」は県内から選ばれた強豪10道場が出場し、全国への出場権を争うもの。小学5年生2人、6年生3人の5人制のトーナメント戦。古賀塾はこれまで約10年間挑戦してきたが、優勝したことはなかった。
今回出場したのは先鋒・曽我健太君(小5)、次鋒・山口千弘さん(同)、中堅・青木輝月君(小6)、副将・鏑木克優君(同)、大将・竹内檜君(同)と、補欠の大西輝君(小5)と福島稜君(小6)。主将を務める鏑木君は「1回戦から厳しい相手ばかりだったが、みんなで一致団結して優勝することができた。全国では、神奈川県の代表として、県大会で戦った皆の分まで頑張りたい」と意気込みを語った。
全国大会は東京の講道館で行われる。古賀塾長は「もちろん勝つことも大切だが、この経験が子どもたちにとって心身の成長の糧になれば。正々堂々と一戦一戦を戦ってもらいたい」と選手たちにエールを送った。
古賀塾は古賀さんが現役引退後、子母口に15年ほど前に開設。後進の育成や柔道の創始者、嘉納治五郎氏の教え「精力善用・自他共栄」の精神を基礎とした人間育成を目的に指導を行う。未就学児から大人まで約100人が在籍。地元だけでなく遠くは都内から通う塾生もいる。
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