高校スポーツ、芸術文化の全国大会「全国高等学校総合体育大会(インターハイ)」と「総合文化祭」に高津高校から1団体、6人が出場、参加する。全国の舞台に挑む生徒たちに抱負を聞いた。
7月26日に開幕したインターハイには、女子ハンドボール部が出場する。同部の出場は3年連続5回目。過去最高成績はベスト16。目標は全国制覇。
7人ずつの2チームが相手のゴールにボールを投げ入れて得点を競うハンドボール。同部は、昨年度の全国高等学校選抜大会は県予選で敗退。試合に敗れた悔しさをばねにして「勝つためのチームづくり」を一から見直した。今まで以上に試合映像を繰り返し確認し、チーム、個人の弱点を徹底的に分析。視覚から得た情報を実践、反省するといった習慣を作ることで改善点が浮き彫りになり、練習の質が向上した。今年は守屋葵主将(3年)が「攻撃的なディフェンスを意識して練習に取り組んできた」と話すように課題だった守備面を強化。ゴールキーパーを中心に最少失点に抑える。炭崎佳苗部長(3年)は「インターハイは県予選よりも厳しい戦いになると思う。1戦1戦集中しチーム一丸で勝ち進んでいきたい」と飛躍を誓い、顧問の松永康宏教諭は「苦しい場面でも相手に臆さず立ち向かい、チーム全員が納得できる大会にしたい」と話した。
筝曲部から6人が参加
筝曲部は25人編成の県選抜チームに6人が選ばれ、8月10日の総合文化祭「日本音楽の部」に参加する。部員の若林美優さん(3年)が「筝曲は吹奏楽のように指揮者がいない」と語るように全体での音の強弱やタイミングを合わせるのが難しい。現在は合同チームの神奈川学園高校と小田原東高校と本番で演奏する「夢の輪」の練習に励んでいる。同曲は現代的で老若男女が親しみやすい曲調となっている。
選抜チームでは、指導者が変わり最初は戸惑ったが、「音の強弱のつけ方など新しい価値観が備わり勉強になる」とすぐに環境の変化に適応。顧問の武原健明教諭も「各々自主性がでてきた」と生徒たちの成長を実感。高澤もも部長(3年)は「参加できない部員たちの思いを受け継いでいる。順位は出ないが、今まで練習してきたことを信じて堂々と演奏したい」と語った。
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