神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
高津区版 公開:2019年1月18日 エリアトップへ

川崎市交通事故 自転車事故が3割超 利用者の6割「ルール違反」

社会

公開:2019年1月18日

  • X
  • LINE
  • hatena

 2018年の川崎市内の交通事故発生件数は3290件だった。そのうち自転車関係の事故は1000件で30・4%を占める。市はルール違反者にマナーアップ指導を行うなど事故防止対策に取り組む。

 市内の交通事故件数は17年にいったん増加したが減少傾向にあり、ピーク時(00年・8425件)の約4割となっている。

 一方、自転車関係の事故件数は02年の2146件から半減はしているが、ここ5年ほどは横ばいだ。交通事故全体に対する比率は30・4%で県平均の23・2%、横浜市の21・0%(速報値)を上回る。

 市民文化局地域安全推進課によると、自転車関係の事故では自転車側の安全不確認、一時不停止など、利用者の約6割にルール違反があるという。市の担当者や警察関係者は「ルールを守れば防げる事故もある。自転車利用者の意識向上が事故防止のカギ」と口を揃える。

 市は対策として市内小中、高校で自転車教室や交通安全教室を開くほか、神奈川県交通安全対策協議会から自転車交通事故多発地域に指定されている5区(川崎・幸・中原・高津・多摩)に自転車マナーアップ指導員を派遣。4人の指導員が週4日、各区の重点地域を巡回し、「ながらスマホ」やイヤホン使用者などに直接指導をし、マナー向上を呼びかけている。

 市内では17年12月、麻生区でスマートフォンを操作しながら電動自転車を運転していた女性が歩行者をはねて死亡させる事故が発生。市内で最も事故が多い川崎区の川崎警察署交通課長は「自転車も車両という意識を持ってもらいたい。加害者になることもあるので、自転車保険に加入してほしい」と訴える。

 市は17年度までに事故多発箇所(坂戸踏切交差点など)32カ所に自転車道や自転車専用通行帯などを整備。今年度中には自転車利用者が多い武蔵溝ノ口駅など15カ所と川崎区殿町周辺の地域自転車ネットワーク計画を策定し、次年度から整備する予定だ。

高津区版のトップニュース最新6

溝口神社で「こどもフェス」

4月29日

溝口神社で「こどもフェス」

SDGs関連の試みも

4月26日

飛鳥時代の倉庫復元

橘樹官衙遺跡群

飛鳥時代の倉庫復元

「歴史公園」来月オープン

4月26日

市制100年で1万発に

多摩川花火大会

市制100年で1万発に

今年の開催概要決まる

4月19日

「おいしさの技術」に迫る

県立川崎図書館

「おいしさの技術」に迫る

「食」テーマの企画展、話題に

4月19日

「川崎の町名」改訂版発行

日本地名研究所

「川崎の町名」改訂版発行

新たな「由来」などを反映

4月12日

「しあわせ職場賞」に喜び

久地「日本理化学工業」

「しあわせ職場賞」に喜び

障害者の働き甲斐、支援

4月12日

あっとほーむデスク

  • 5月20日0:00更新

  • 4月15日0:00更新

  • 4月8日0:00更新

高津区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

高津区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook