転勤や進学などで引っ越し需要がピークを迎えるこの季節。だが今年は希望通りの日時に業者を確保できない「引っ越し難民問題」が全国的に生じており、高津区でもその影響か、転入申請のペースが若干遅れている。
入居日、決まらず
恒常的な人出不足に加え、大手の引っ越し業者の不祥事などが重なり生じているこの問題。業者の確保と共に、ピーク時の料金高騰なども利用者を悩ませている。
例年、3月から4月にかけては引っ越しシーズンとなるため、高津区でも転入や転出の際に手続きを行う区民課の窓口には多くの人が訪れる。だが今年は前出の事情が影響しているのか、こうした申請件数のペースが上がらないまま新年度を迎えようとしているという。
区役所の担当職員によれば「この春の転入・転出の正確な件数については5月以降にならなければ判明しないが、現時点(3月下旬)ではここ数年と比べて申請件数は少ないと感じている」と話す。また高津区内の物件を取り扱う不動産業者は「既に決まっている物件でも、特に今年は引っ越しの段取りがなかなか整わず、未だ入居日が確定しない方もいらっしゃいます」と、対応に苦慮する事案も発生している。
10連休まで先延ばしも
希望通りの日程で引っ越しができない場合、とりあえず最低限の荷物だけを送り届け、転居先で新生活のスタートを余儀なくされるケースも多い。
実際、区内でも来月から始まる10連休のあたりまで引っ越しを先延ばす事案も見受けられる事から、夏前頃まで影響が及ぶものと考えられている。
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