開館40周年を迎えた「川崎市民プラザ」館長を務める 鈴木 浩一さん 新作勤務 60歳
「安全・快適な施設」これからも
○…市が政令指定都市となった事を記念して誕生した「川崎市民プラザ」は、憩いの場としてのみならず、文化育成や健康増進といった面でも大きな役割を担う総合施設。昨春、館長に就き運営の舵取り等を任うリーダーは「(開館40周年を迎え)引き続き安全・快適に過ごして頂ける身近な施設として、多くの方々に親しんで利用してもらいたいですね」と呼び掛ける。
○…赤レンガづくりのモダンな建物は1989年に「かながわの建築物100選」に入るなど、高津区民にとっても誇れる施設へと成長。一時期は将棋の名人戦等も行われるなど、“全国区”のスポットとして名を馳せた。時は流れ、運営も8年前からは指定管理へと移行。館長は主に民間企業3社からなる共同事業体の取り纏めや、川崎市への報告・各種協議の際の窓口役などを担っている。
○…運営自体は順調。だが、目下の悩みは「施設の老朽化」なのだとか。音響や空調設備が故障しても半世紀近くも昔の製品では修理部品も既になく「時には自前で製作して対応することもあるんですよ」とニッコリ。
○…元々は海外向け機械を取り扱うメーカーの営業マン。売上や利益を長きにわたり追求してきたが「社会に貢献できる仕事をしたい」と再就職を経て現在に至る。自ら強いリーダーシップを発揮するタイプではないが、利用者本位の姿勢を貫き、苦情があれば現場に即フィードバックできる体制づくりなどにも奔走する。
バブル絶頂期の頃と比べれば運営予算などの厳しさは増すばかり。だが、かつてホテルとして稼働していた客室を「趣味の教室会場」として時間貸しで再利用したり、その講座自体も拡充したりと、スタッフの英知を結集して運営を盛り上げるべく日々、努力を重ねている。すべては市民のために-。
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4月19日