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高津区社協移送サービス事業 親子2代の善意で「継続」へ 区内企業が車両を寄贈

社会

掲載号:2019年12月20日号

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3代目レッツ号として活用していく
3代目レッツ号として活用していく

 高津区社会福祉協議会に12月4日、溝口にある造園会社、株式会社みつや園代表取締役の三家護さん(享年79)から自動車が寄贈された。三家さんは自動車を納車する直前、11月に逝去。三家さんの家族は「福祉に有効活用してもらえたら」と話している。

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 寄贈された自動車はトヨタのシエンタ。高津区社会福祉協議会は寄贈された車両を移送サービス事業で使用する「レッツ号」の3代目として活用していくという。同協議会の冨田誠会長は「寄贈は大変ありがたいこと。三家さんの申し出により、今後も事業も続けていける」と感謝する。

 移送サービス事業とは、高齢者や障害者など歩行が困難な人を対象に、車椅子搬送用自動車で利用者の目的地まで無料で送迎する。1997年から実施され、現在の利用登録者は27人。月平均で8回ほど利用されている。2代目の車両は購入して15年ほど経過していた。冨田会長は「新しい車の購入資金はなく、2代目が動かなくなったら事業打ち切りも検討しなければならなかった。本当にありがたい」と安堵する。

 三家さんから寄贈の申し出があったのは、今年の6月ごろ。三家さんの父、伍辰(ごしん)さんも以前、自動車を同協議会へ寄贈していたことから、「そろそろ新しい自動車が必要なのでは」と連絡がきた。事務局で検討し、移送サービス事業で活用する車両として申し出を受け入れた。

 同事業で7年間、運転ボランティアの活動を行う山下浩さん(72)は「区内は細い道も多い。車が大きく運転をあきらめた方もいる。今回の車は小回りもききそうで、運転が苦手な方も安心なのでは」と喜んだ。

 三家さんの妻、昭子さん(76)は「できるだけ多くの方に役立ててもらいたいという思いで寄贈していた。有効活用してもらえれば本人も喜ぶと思う」とコメントした。

車椅子ごと乗車できる
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