高津地区少年消防クラブの運営委員長を務める石橋明彦さん(下作延在住)が優良な指導者に贈られる総務大臣賞を受賞し、3月31日、高津消防署で伝達式が行われた。少年消防クラブ指導者が総務大臣賞を受賞するのは区内初。
少年消防クラブは、児童に防火、防災意識を高めてもらうことを目的に全国で結成されている。
高津地区少年消防クラブは1991年に発足。運営委員の委員長を務める石橋明彦さんは13年ほどクラブに携わっている。今回の受賞に「子ども会の協力や家族の理解、いつもエネルギーをくれる子どもたちに感謝したい」と話す。
命の大切さ伝え
同クラブの活動は1年間に5、6回。石橋さんは「活動を通じ、命の大切さを伝えたい」と話す。活動には米軍基地(横須賀市)や市消防航空隊ヘリポート、都内防災体験施設の見学などさまざまなプログラムを盛り込む。石橋さんは「米軍基地では実際の火を消す訓練を行う。学校では体験できないし、何より子どもたちが生き生きと活動する」と話す。マンネリ化にならないよう、新しいプログラムを消防署に提案している。
クラブの卒業生には、川崎市の消防士として活躍する人もいる。「ものすごく嬉しいし、1人でも多くの子どもに『命の大切さ』が伝わるよう活動したい」と話す。
総務大臣賞は全国の優良な少年消防クラブ、指導者に毎年授与される。今年の受賞者は指導者14人、28クラブだった。全国のクラブ数は4442クラブ、指導者は約1万4000人(2019年5月1日現在)。
高津区の少年消防クラブは、高津区子ども会連合会が主体となり運営。活動期間は1年間。小学生高学年を対象に、高津地区、橘地区に分かれて隔年で活動している。高津地区少年消防クラブは2015年度に総務大臣賞を受賞している。
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