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高津区版 公開:2021年3月19日 エリアトップへ

バスケ天皇杯 川崎BT、「プロ」で初栄冠 フロンターレに続き 日本一

スポーツ

公開:2021年3月19日

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喜ぶ篠山選手(中央)ら (C)JBA
喜ぶ篠山選手(中央)ら (C)JBA

 バスケットボールの天皇杯全日本選手権で優勝した、Bリーグ1部(B1)の川崎ブレイブサンダース。2016年の新リーグ発足に伴うプロ化後、初のタイトル獲得を達成した。川崎市を拠点にするプロスポーツチームとして、サッカーの第100回天皇杯を元日に制した川崎フロンターレに続く快挙だ。

 バスケ日本一を決める第96回天皇杯の決勝は3月13日、さいたまスーパーアリーナで開催。宇都宮ブレックスとのB1対決で76―60と競り勝ち、川崎が前回準優勝の雪辱を果たした。

 創立70年を昨季迎えた名門クラブとして、7年ぶり4度目の頂点。佐藤賢次ヘッドコーチ(41)は「大変な社会状況の中、たくさんのお客様を前に試合ができていることに感謝」とコメント。主将で司令塔の篠山竜青選手(32)は「宇都宮さんは目指すべきプロクラブなので、これからも一緒にリーグ戦を盛り上げていけるよう切磋琢磨できれば」と語り、Bリーグ初制覇に向け士気を高めた。

 優勝当日、川崎フロンターレの鬼木達監督はリーグ戦の試合後、「同じ地域で勇気づけられる、注目を浴びることは素晴らしいこと。自分たちもあやかって勝ち進んで、最後に良い報告ができるよう頑張りたい」とコメント。さらに福田紀彦市長も「この勢いのまま地区優勝、チャンピオンシップを優勝し、153万人市民の皆さんと再び喜びをわかちあえることを大いに期待している」と話していた。

高津区からも喜びの声

 市内のスポーツ文化醸成を担ってきたチームの快挙に、高津区内からも喜びの声が。ユニホームスポンサーとして、胸正面にロゴを掲出する地元企業「(株)ミツトヨ」(坂戸)は「暗いニュースが続く中、熱く戦う選手をみて、たくさんの感動と勇気をもらった。これからも川崎を盛り上げるパートナーとして、川崎ブレイブサンダースを全力で応援する」とのメッセージを寄せた。また、姉妹店「溝ノ口カレー」を会場に、試合日にパブリックビューイングを実施するなど精力的にチームを応援してきた「溝ノ口劇場」の重岡俊行オーナーも「これからも一緒に川崎を盛り上げていければ」と感慨深げに語っていた。

「溝ノ口カレー」でのパブリックビューイングの様子
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