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高津区 トップニュース社会

公開日:2023.01.06

今年のテーマは「原点回帰」
鈴木区長が所感語る

  • 取材に応える鈴木区長

 本紙は高津区の鈴木哲朗区長に新春インタビューを行った。区制50周年となった昨年を振り返ると共に区政運営の進捗や課題、来年迎える市制100周年に向けての抱負を語ってもらった。  (聞き手/本紙・室野義之)

 ――昨年の振り返りや所感、100点満点で自己採点をお願いします。

 「新型コロナ感染拡大第8波にあって、重症者が少なく緊急事態にまでならず、徐々にでも普通の暮らしを取り戻せつつあるのは、区民の皆様の努力とワクチン接種へのご協力のおかげ。区民の皆様は100点!私自身は一昨年より少し出番も多くなったので、昨年の自己採点より10点上げて70点。『優』までには至らなかったかな、と」

 ――昨年は秋頃からようやく「3年ぶりに〇〇開催」というような、区民にとって明るいニュースが飛び込んでくるようになりました。そんな中で鈴木区長が重点的に取り組んできた区政運営施策と個々の進捗状況は。

 「各種事業、行事が復活したことを、とてもうれしく感じています。各団体や個人の皆様の工夫や努力によって実現されたものと心からの敬意を表します。今後のウィズコロナに向けて、区民の皆様とともに、大規模イベント再開の可能性を探る足がかりとなりました。区行政運営は区民の皆様の暮らしをお支えするため、安定継続させていくもの。どのような状況下にあっても、区役所職員一丸となり地道な行政運営を着実に進捗させてくれました」

 ――昨年の区政全般を総括しつつ、高津区民にアピールできる昨年の実績と今後の課題を教えてください。また、今年のテーマを簡潔なキーワードでお願いします。

 「どんな時でも焦らず、ブレずに各種行政サービスの提供をさせていただきました。区役所職員ひとり一人の努力はもとより、消防署、警察署をはじめ関係機関・事業者との日常的な強い連携ができた賜物と感謝しております。区役所は目立たずとも確実に地域の皆様とつながっていることが肝心です。テーマどおりに区政を進めることができました。重要な脱炭素の取り組みも含め『原点回帰』をテーマに取り組んでまいります。自然環境の再生も含め、区民の皆様へ安心な暮らしを提供する区役所本来の役割を果たします」

益々信頼される高津区へ

 ――昨年、高津区は区制50周年を迎え各種記念事業も盛り上がりをみせました。こうした点を踏まえ今後、一層力を入れていきたい区政運営方針施策と新年の抱負は?

 「区制50周年事業が『イベントのためのイベント』にならないよう取り組みました。おかげさまで区民の皆様が参加する行事の機会をとらえ『みんなで作り上げる50周年イベント』がいくつもできました。区役所若手職員も大いに活躍してくれました。脱炭素アクションの取り組みの趣旨も盛り込んだ有意義な50周年の年となりました。ご協力いただいた町会をはじめ区民の皆様に感謝いたします。区制50周年で得た、繋がりの力を未来に向けたエネルギーに、来年の市制100周年も経て、益々信頼される高津区を創っていきます」

 ――最後に、本紙読者にメッセージを。

 「紙面に取り上げていただく区の事業に対し、いつも温かいお言葉をかけてくださる区民の皆様のためにも、高津区役所は今後も区民の安定が継続する暮らしと、公共の福祉の実現のため、今年も頑張ってまいります。

 私事、今年3月で定年退職を迎えますが、皆様からいただいた励ましを糧に、一人の地域住民として希望に満ちた新しい人生を歩んでまいります。これまでありがとうございました」

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