高津区 トップニュース社会
公開日:2023.02.10
東急溝の口駅
防げ「無差別殺傷事件」
高津署と玉川署が合同訓練
高津警察署(前田俊明署長)は2月2日、警視庁玉川警察署と連携して、東急溝の口駅で「刃物使用による連続殺傷事件」を想定した合同緊急配備訓練を実施した。
今回の訓練は、全国的に昨今、相次いで発生している電車内での無差別殺傷における「初動対応」や「緊急配備」「制圧逮捕」「被害者の救護」などといった、一連の流れを実践形式で経験するために、主に若手の警察官を対象に実施したもの。
「電車内で刃物」想定
当日は「午後2時3分頃、三軒茶屋駅から東急田園都市線に乗車した男性2人組が電車内で刃物を振りかざし、乗客を無差別に切りつけた」という想定の下で訓練開始。
さらに「2人組の犯人のうち1人は、二子玉川駅で下車し、ホームで駅利用者を切りつけた。もう1人は溝の口駅に向かった」という無線が警視庁から入ると、高津署の警察官が逃げ口を塞ぐため、駅のホームと改札口に緊急配備を敷いた。
警視庁との連携を評価
犯人(役)は溝の口駅で下車後、ホームで刃物を振りかざし、逃走を試みたものの、改札を出た所で署員らに取り押さえられた。大勢の利用客が乗降する主要駅において、新たな被害者を生むことなく犯人を確保し、パトーカーに連行。訓練終了となった。
訓練を見守った前田署長は「若手(署員)が多い中、入電の流れや無線を通して、犯人の人相や特徴などを、警視庁と上手く連携しつつ確認できていた」と評価。「(電車内などの)密室の中での事件は一刻も早く状況を理解することが大事」と教訓を述べていた。
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