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高津区 人物風土記

公開日:2023.09.08

ブラジリアン柔術家として今年に入り一躍、脚光を浴びている
青木 雄哉さん
新作在住 20歳

「しなやかさ」武器に高みへ

 ○…最近、有名俳優など芸能人が相次いで大会にエントリーした事でも知られる「ブラジリアン柔術」。この格闘スポーツの世界で今夏、大きな躍進を遂げた。弱冠二十歳のアスリートは「さらなる高みを目指していければ」と先を見据える。

 ○…元々体を動かす事は得意中の得意。さらに祖母の影響を受け幼少の頃から日本舞踊の所作を身に着け、しなやかで柔らかい動作が自然に身についていったのだとか。小学校から始めた柔道でもその身体特性を生かし戦績を重ね、その実力は橘中学校卒業後に越境し、他県の強豪高校へ進学を果たすほど。

 ○…しかし、高校柔道から使用が解禁となる「関節技」の魅力に取りつかれ、いつしか興味の方向は寝技がメインの「ブラジリアン柔術」へ。高校卒業後に柔道界から転身を果たすと、競技歴約2年というキャリアながら、若手のひしめく激戦区の一つ「アダルト・青帯」というカテゴリーで「国内ほぼ負けなし」という快挙を達成。今年に入っても勢いは衰えず、強敵を求め単身で海外への武者修行を敢行。フランスやアメリカで開催された世界の主要大会でも上位入賞を重ね、ここで積み重ねた自信と経験を胸に、この夏行われたアジア選手権でも堂々の戦いぶりを展開。下馬評通りの実力で他の選手を圧倒し「アジアの頂点」を獲得した。

 ○…目下の悩みは大会前の「減量」。「対戦相手よりも体重制限の方が立ちはだかりますね」と苦笑い。それでも減量を乗り越え好成績を収める事で喜んでくれる周囲の応援やバックアップに、心からの感謝を表し「日々のモチベーションに繋がっていますよ」とも。自身の活躍が、競技の知名度アップにも役立つと信じて日々、研鑽の毎日を過ごしている。

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