地元での共同募金運動を手掛ける「社会福祉法人神奈川県共同募金会川崎市高津区支会」に、区内の業界団体が協力を申し出た。同会は全国的に減少を続ける募金額の回復に向け強力な「助っ人」に期待を寄せている。
県共同募金会川崎市高津区支会が行っている共同募金は「一般募金(赤い羽根募金)」と「年末たすけあい募金」など。
このうち赤い羽根募金は10月1日から始まっており、高津区内の主要駅や繁華街などにボランティアスタッフが立ち、通行人などに協力を呼び掛けている。
同会の母体となっている「高津区社会福祉協議会」(冨田誠会長)によれば「(全国的に)募金額は年々減少の一途を辿っている。さらに近年はコロナ禍の影響があり街頭活動で声を出しての呼び掛けが行えず、その傾向に拍車が掛かっている」状況だという。
そんな中、同会では高津区に拠点を置く業界団体に着目。「下野毛工業協同組合」「川崎北工業会」「高津工友会青年部」の会合にスタッフが出向き募金運動への協力を呼び掛けた結果、3団体ともこれを快諾。それぞれ理事会メンバーなどが中心となり、加盟企業からの募金の取りまとめなどの役割りを担う予定となっている。活動に弾みがつく助っ人の存在に関係者は「工業組合や団体は高津区ならではの存在で、協力の申し出は大変ありがたい。街頭活動も声出しの呼び掛けが少しずつできるようになってきており、共に募金額回復へのきっかけにしていければ」などと期待を込めて話している。
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