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税理士・FPの高橋さんが解説「災害時のお金」について お金のはなし
Q. 先月、能登に行かれたそうですね。
川崎の空をブルーインパルスが飛び交うその日、奥能登で倉庫整理や草刈りのボランティアをしました。現地は復旧が大幅に遅れており、街中の至る所で震災時そのままの状況が放置されています。現地まで到達する方法も少なく、人・物・金、すべてが決定的に不足しています。あらためてもう一度、現地に思いを馳せ、できることをご検討頂ければ幸いです。
Q.税理士として感じられたことは?
危機対応の観点からも、保有する資産のバランスが重要だと感じました。例えば昨今はキャッシュレス全盛ですが、いざという時には現金があった方が便利です。
手元資金と借入金の関係についても考えさせられました。「借金はゼロだが手元資金も少ない」「借金も手許資金もそれなりにある」緊急時には、前者より後者の方が相対的に有利です。常に手元資金をある程度残しておきたいです。
また災害時には物資が不足し、お金があっても買えないという状況も発生します。単に「お金を溜め込めば良い」ということではなく、いわゆる防災備蓄の重要性も再確認しました。
奥能登の方では現在も令和5年確定申告の期限が延長されていますが、そのことをよく知らない方もいました。行政上の支援制度等を収集するための仕組みも重要です。
何より「最後に頼れるのは人の縁」であることを痛感しました。いざという時に助け合える仲間が何よりも貴重です。
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1月17日