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高津区版 公開:2025年2月7日 エリアトップへ

川崎市名誉文化大使 秋山和慶さんが死去 記念式典でも指揮

文化

公開:2025年2月7日

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市制100周年記念式典の記念演奏で指揮を執る秋山さん(川崎市提供)
市制100周年記念式典の記念演奏で指揮を執る秋山さん(川崎市提供)

 東京交響楽団桂冠指揮者で、川崎市名誉文化大使の秋山和慶さんが1月26日、肺炎のため死去した。享年84。

 2月1日から3日にはミューザ川崎(幸区)に一般向けの記帳台が設けられ、全国各地のオーケストラ関係者や教え子など約800人が足を運び、故人を偲んだ。

 秋山さんは川崎市市民文化大使を務め、2007年に市文化賞を受賞。昨年7月の川崎市市制100周年記念式典では、総勢520人の市民合唱団・オーケストラによる記念演奏を指揮した。

 国内外で活躍する一方、ミューザ川崎シンフォニーホールでは04年の開館以来、チーフ・ホールアドバイザーとして、市の文化芸術振興に貢献。昨年12月31日に同ホールで開かれたジルベスターコンサートが最後の公演となった。

 市制100周年記念演奏でステージを共にした川崎市合唱連盟の事務局長・中山寛隆さんは「『この棒についてくれば大丈夫』といった雰囲気で、指針をタクトで示してくれた。大きな存在だった」と振り返った。

 また、最後の公演を鑑賞した福田紀彦市長は「終演後、いつもの優しい笑顔で声をかけてもらったことは忘れられない」とコメントした。

洗足学園、感謝の意

 高津区久本にある「洗足学園音楽大学」では芸術監督と特別教授を務め、昨年10月の同大創立100周年記念音楽祭・記念式典では両日ともに指揮を執った。

 同大学は「秋山先生には毎年多くの演奏会で指導を頂いた。先生の指導を受けて音楽の神髄に触れた者、音楽の道に進んだ者、音楽と共に生きる者等、その影響は次の世代にまで受け継がれている」とコメント。同大創立100周年記念音楽祭・記念式典での指揮については「音楽の多様性に満ち溢れた集団が秋山先生のタクトで見事に歩調を合わせて融合し、素晴らしい芸術空間となった。本学における多大な功績は数えきれない」と感謝の意を述べた。

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