あす8日にイベントを開く多文化交流グループ「世界のひろば」の代表の 奥村 洋美さん 多摩区在住 54歳
サポート役に徹したい
○…地域に住む外国人と市民との交流の場を提供する市民自主グループ「世界のひろば」の運営に11年前から携わってきた。昨年4月から、メンバーをまとめる代表となった。イベントの企画を立て、他の団体との調整役にもまわる。今月8日(土)には専修大学のグループと協働で「プレ・ハロウィンパーティー」を開催する計画だ。今はそのための準備に余念がない。「参加された皆さんに喜んでもらえれば」と意気込む。
○…同グループが提供する交流の場にはイギリスやブラジル、ベトナム、ケニアなど様々な国の人たちが参加している。飾らないそのままの外国の文化を知ってほしいと、外国人を講師に招き、民族音楽や家庭料理を紹介するイベントを開いてきた。中でも盛況だったのがモンゴルの「馬頭琴コンサート」。100人を超える来場者が集まり、地域住民と外国人が触れあう機会をつくった。
○…外国人との交流のきっかけは市民館のボランティア「多摩保育グループ」の一員として参加した「識字グループ」の活動だった。外国人の子どもを一時的に保育する活動に取り組んでいたところ、日本語ボランティアを通じて「世界のひろば」を知った。今では仕事以外の時間のほとんどを市民活動に費やすほど。「趣味のあいまに仕事をしている感じ」と笑う。多くの人との出会いが、活動の原動力になっている。「自らイベントを企画するというよりは、外国人のためのサポートをしたいという人たちの声を応援したい」とあくまでも裏方に徹する。
○…講座に協力する外国人講師は年々増えつつある。「自国の文化を紹介したい」と企画からかかわってくれる講師も少なくない。イベント開催に合わせて、日程を決めたり打合わせをしたりと多忙を極めるが、「終わったときの充実感は言い尽くせない」という。「外国人のみなさんが積極的に活動できる環境をつくるのが私の務め」
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5月3日
4月26日