多摩区・麻生区 社会
公開日:2013.06.28
住民組織が交番にAED
菅地区で
誰でもいつでも使える場所にAEDを――。菅町会の菅第18地区自主防災組織が16日、菅星ヶ丘交番に自動体外式除細動器(AED)を設置した。交番内に設置されるのは県内で2例目。
同組織では、昨年の2月に市の補助金を利用してAEDを購入し、地区内のマンションの管理人室に置いていた。ただ、夜間や休日など管理人が不在の時は使えない状態だったという。そこで24時間出入りができる場所として交番への設置を思いつき、多摩署に依頼したという。
点検などの管理は同組織が行うとし、同組織の柏田一章理事は「いざというとき、交番に行けば何とかなるという安心感を地域の人に与えることができれば」と話す。
同署の木野孝幸地域課長は「予算の都合で警察が交番にAEDを設置することは難しい。今回は地元の人から話をもらって歓迎している。いざというときには、交番勤務員も協力したい」と話している。
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