多摩区版 掲載号:2015年6月26日号 エリアトップへ

27日に多摩市民館でイベントを開く「地域から平和を考える会」の代表を務める 木村 雅子さん 麻生区在住 67歳

掲載号:2015年6月26日号

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地域で平和をつなげたい

 ○…「あまり報道されないけれど、今知るべき大事な現実がある。発信していかなくてはいけない」。27日(土)に多摩市民館で、新潟水俣病を追ったドキュメンタリー映画『阿賀に生きる』を上映する。92年に製作された同映画をヒントに、福島原発事故を新たな視点で見直そうと企画した。「遠出しなくても、何かのついでに立ち寄れるようにというのも会のテーマ。地域の何気ない人に見てほしい」

 ○…「平和」と「人権」をテーマに2005年から活動している。これまで戦争や原発、放射能問題などをテーマに写真展や映画上映を開催してきた。沖縄の基地問題を訴えた写真展が脳裏にある。見学者と話すうちに、投げかけられる疑問や質問に答えられない自分に気づいた。「もっと勉強しなくちゃ」という危機感から、今年になって日米地位協定の読書会を始めた。「同じ考えの人同士で話すのではなく、素朴な人の疑問にこたえたい」

 ○…富山県出身。川崎市の小学校元教員。戦後すぐの生まれで「家族団らんに戦争はもうこりごりという空気があった」という。60年安保闘争の際は中学生だった。「あんなにたくさんの人が反対したのに…。10年後の改定時には自分も頑張らなければと思った」と振り返る。戦争や差別の他に、環境問題や介護など興味は幅広い。「人権が守られる環境が平和ということ。弱者を見過ごせない。それってありなのと問いたい」

 ○…同会のメンバーは主婦を中心とした15人。その時々で問題提起すべきテーマは何かを毎回全員で話し合う。「メンバーには様々な人生背景と切実な思いを抱える人もいる。私が代表なのは一番ルーズだから。なんとかなるさと言えるから」と捉えている。暮らしの中で感じる問題を軸に地域から平和を考えることに意味を感じている。「自分と身近にならないと考えられないという人は意外と多い。普通の暮らしの中で、どう考えるかが大切」

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