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映画『浅田家!』 写真1枚が生きる力に 登戸在住 中野量太監督 独占インタビュー

文化

掲載号:2020年10月9日号

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なかの りょうた/1973年生まれ、京都府出身。自主製作「チチを撮りに」(2013)で国内外14の賞に輝く。代表作に『湯を沸かすほどの熱い愛』(16)『長いお別れ』(19)
なかの りょうた/1973年生まれ、京都府出身。自主製作「チチを撮りに」(2013)で国内外14の賞に輝く。代表作に『湯を沸かすほどの熱い愛』(16)『長いお別れ』(19)

 日本映画学校(現・日本映画大学)出身の中野量太監督=登戸在住=の新作『浅田家!』が、全国公開中だ。写真家・浅田政志さんと家族の実話を基に、家族の絆と写真の力を描いた中野監督に話を聞いた。

◇  ◇  ◇

 主人公の政志(二宮和也)は、自身の家族を被写体に消防士やレーサー、ヒーローなどになりきった姿を収めた「家族写真」を発表。有名な写真賞を受賞し、政志は写真家として軌道に乗り始める――。一見ユニークな家族の姿だが、「ここに至るまでにドラマがあるんだと想像するだけで惹かれた」と語る中野監督。実際に浅田家の取材を重ね、「息子が両親を、両親が息子を、お互いを思いやる姿が『家族らしい家族』で、泥臭いくらい真っ当。映画でも最後まで変わらないこの家族の姿を大切にした」と振り返る。

「困難に向きあう」

 後半は東日本大震災の被災地に舞台を移す。津波で汚れた写真を洗浄し、持ち主に返すボランティア活動に携わる政志。次第に、政志は写真のもつ力を信じられるようになる――。

 昨年、本紙のインタビューで「今撮るべき映画を撮る」ことが映画制作の柱と答えていた中野監督。同作では「3・11以降、自然災害が続き困難な時代が来ると感じた。災害に向き合い克服するような映画を、今撮るべきと考えた」。また、「映画には知らないことを伝える側面がある。写真洗浄のことを知ってほしいと思った」という点が「今撮るべき」理由になったという。『湯を沸かすほどの熱い愛』『長いお別れ』では、家族の死に直面し、どう生きるかを描いてきた。今回、震災という大きな苦しみの中で何ができるかを描く。「写真たった1枚で人は生きる力をもらう。映画の中では、被災地の取材から出てきたエピソードを多く使っている」

 中野監督自身も妻や息子を撮影し、写真に残す。「スマホだけど撮っていて。登戸の河原や生田緑地など、家族写真の背景は川崎ばかり」と笑顔を見せる。「コロナ禍で困難な時代だが、見たら前向きになれる映画。劇場から離れていた人も、映画を見に行くきっかけになったら」

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