全日本剣道連盟による2021年度の少年剣道教育奨励賞に、区の連盟から西三田剣道クラブと剣桜会が選ばれた。少年少女への指導を続け、剣道界を支える団体や組織に贈られる賞で、市連盟の推薦を受けて決まった。
西三田剣道クラブは1969年に発足し、市立三田小学校を拠点に活動。小学生20人と中高、一般合わせて約50人が在籍する。受賞について、新村憲一代表(74)は「創立以来、先輩方が地道にクラブを守ってきてくれたおかげ。その思いは後進に引き継がれている」と感謝。「勝敗よりも、楽しさを感じて生涯続けたいと思えるような指導をこれからも心がけたい」と思いを語った。
1953年に誕生し、市立菅小学校などで稽古する剣桜会は、菅町会の剣道クラブが前身。小学生26人を含め総勢80人以上が在籍している。佐藤英世会長(58)は「剣道は人間形成。心を動かされるような修練を意識している」と強調。「剣桜会を未来につなげるために、子どもたちと活動を続けていく。その子たちが指導者として戻ってきてくれるよう頑張りたい」と胸中を語った。
区剣道祭で小学生24人熱戦
12月12日には、区剣道連盟(廣田健一会長)主催の第32回多摩区剣道祭が市立稲田中学校で行われ、小学生団体戦に剣桜会、西三田、養心館から8チームが出場。1チーム3人のトーナメント戦で、西三田剣道クラブ(松脇禅之介さん・松脇さくらさん・松岡美智瑠さん)が初優勝、剣桜会A(高野滉太さん・堀龍希さん・池田蓮さん)が準優勝を果たした。
後半は一般紅白対抗試合が行われ、26試合の熱戦が繰り広げられた。
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