匠の技術を川崎市が認定する「かわさきマイスター」による出前授業が1月18日、市立大谷戸小学校(中原区)で行われた。長尾で美容室を営む蓮見正道さんが、講師の一人を務めた=写真。
6年生204人に将来の仕事について考えてもらおうと、同校が企画。すし職人や写真家らマイスター6人を招き、それぞれの教室に分かれて行われた。蓮見さんの授業には29人が参加した。
男性美容師で初のマイスターに認定された蓮見さんは「美容師の仕事は毎日が勉強。新しい技術を学ぶための講習に参加したり、仕事の後にも練習している」と説明。接客では「コロナ禍で会話はあまりできないが、目を見て気持ちを理解するよう努めている」と話した。実際に使っているはさみを、児童に触れてもらう場も設けた。
将来の夢が美容師という女子児童は「髪を切るだけじゃなくて、映画や雑誌を見ていろいろな研究をしていると聞いてすごいと思った。いつかは自分も美容師になって人をきれいにしたい」と感想を話していた。
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