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公開日:2023.08.11
多摩区地域デザイン会議
公園、どう支える
周知など課題 連携も模索
多摩区は7月31日、地域課題の解決に向けた区民参加の場「地域デザイン会議」をAnkerフロンタウン生田アリーナで開催した。「公園緑地を支える区民協働の取組」をテーマに、公園管理を担う団体や地域活動に関心がある区民らが集まり、意見を交わした。
地域デザイン会議は、区がテーマを決めて意見交換や情報共有を行う取り組み。市内各区で行われており、多摩区では昨年8月以来3回目の開催となった。
今回のテーマは「公園緑地を支える区民協働の取組」。市によると、多摩区は豊かな自然を有し、生田緑地などの緑の拠点では区民協働による保全管理やさまざまな活動が行われている一方で、身近な街区公園などでは協働して継続的な活動をする上で担い手の高齢化や人出不足といった課題が生じている現状があるという。当日は区内公園の管理運営協議会や公園緑地愛護会、公園で活動している団体や地域でボランティアなどを行う団体、公募者ら約70人が参加。公園に関わる主体の多様化や連携した活動を展開する取り組みについて意見を交換した。
参加者らは公園の維持管理活動を取り巻く現状と課題を共有。課題解決のためには、公園活動に関する活発な周知がより必要とされることなどが確認された。
参加者からは、「ちょっとした散歩中にごみ拾いをする」「イベントの際に花壇を活用しながら楽しく清掃する」「防災訓練の一環として公園内のごみ拾いを実施」といった意見があがった。区企画課では、「今後、参加者同士の横の連携をしっかりつなげて展開を広げていきたい。また、話し合った内容を、しっかり区民と共有していきたい」と話している。
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