市政報告【4】 能登の被災を教訓として市民の命と暮らしを守る みらい川崎市議会議員団 田倉俊輔
3月8日、川崎市の来年度予算を審議する予算審査特別委員会で質問に立ちました。
避難確保計画に基づく避難訓練の実施を
冒頭、元日の能登半島地震の被災を受け、川崎市の防災対策予算について質疑しました。
まず、法により義務付けられている避難確保計画の届出について、川崎市の土砂災害警戒区域及び洪水浸水想定区域内にある社会福祉法人、学校、医療施設など全2248施設のうち、2001施設から届出があったことを確認。その上で、災害を想定した避難訓練が約4割の775施設でしか行われていない現状を指摘し、避難確保計画が絵にかいた餅に終わらぬよう、関係局と連携した一層の取組を求めました。
発災時の水問題
川崎市は避難所となっている小中学校を中心とした応急給水拠点へ、相模水系から耐震化された専用管により災害時の水の確保に力を尽くしていることを事前の局とのやり取りで確認。他方、避難所での水の配分については最終的な判断が各避難所運営会議に任されてしまっていることに課題を感じました。
乳児用ミルクについて
災害弱者である赤ちゃんの命を守る為に粉ミルクや、液体ミルクが必要ですが、水を配る列に乳飲み子を抱えてお父さんお母さんが並ぶことが非現実的であることから、少なくともお湯については、今後予定されている避難所運営マニュアル見直しの中で、最優先で取扱うべきでないかと質しました。
大規模災害が発生した場合、市と綿密にやり取りをしている運営委員長が被災している可能性もあり、混乱する現場で、命の選択になるかもしれない重要な判断を避難所運営者に求めることは余りに酷だと考えます。
また、液体ミルクについては適切な温度管理が必要であることから、川崎市では備蓄倉庫ではなく区役所で管理されていることを確認。議会でも避難所の拡充を求める声が強いですが、新耐震基準の建物が多くを占める本市では大多数は自宅避難であることから、現状ある「かわさき子育てアプリ」等を活用し、被災した子を持つ親に、プッシュ型で液体ミルクの場所や避難所の粉ミルク在庫などを知らせるべきだと強く求めました。
東日本大震災の記憶も薄れる中で今回の能登半島地震が起こりました。いつ起こるか分からない自然災害ではあくまで「自助」が原則ですが、「公助」の手が届くまでの3日間は「共助」も大切です。私自身もこの機会にご近所での朝のご挨拶など出来ることから一つ一つ取組みます。
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